久々にWBS2.0に参加してきました。

久々にWBS2.0に参加した。

銀座のアップルストアは相変わらずのにぎわいを見せていた。

2月以来かなぁ。

昨年の中盤ぐらいまでは毎月通っていたのに、忙しくなってから本当に行けなくなってしまった。

今日のゲストは、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の徳力社長だった。

徳力基彦(1972年11月16日生)

NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。情報共有ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。2007年7月に取締役に就任後、2009年2月に代表取締役に就任。日経ネットマーケティングでの「カンバセーショナルマーケティングの近未来」の連載等、最新のネットマーケティングに関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。

NTTを辞めてから転々とするが、うまく行かない時期が長く、相当苦労されている方らしい。

インターネットは、TV、ラジオ、本、雑誌などの一方通行のマスなメディアと異なり、リアルタイムにユーザの声が聞ける双方向の会話型メディア。

だから、そもそも別ものと捉えるべき。

マスメディアとカンバセーショナルメディアの両輪が必要だと徳力さんは語る。

マスは瞬間的には爆発効果があるが、その後が続かない。

マスを打ったらすぐに個々のユーザの反応を確認していく、といった細かい対応が必要となる。

とは言っても、口コミマーケティングとかバズマーケティングにおいてよく見られるような、お金を払ってレコメンデーション記事を書いてもらったり、擬似体験による記事ではなく、実際に体験した説得力のある記事でないと購買には至らない。

そのためには、実体験ユーザの囲い込みときっちりとした分析ツールやシステムインフラが必要となる。

徳力さんの流ちょうでゆったりとした語り口に、すっかり引き込まれてしまった。

なかなか説得力のあるプレゼンだった。

プレゼンの中で紹介された『グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略』をさっそくAmazonで注文してみた。

到着が楽しみだ。



そして、小川節も健在だ。

今日は「Twitter超入門」だった。

近く、同名の本を出されるらしい。

Twitterは、1つぶやき140以内でゆるいコミュニケーションを行うためのツール。

メールやミクシィと違って、逐一反応しなくてよい。

つぶやきに共感できれば、返事を返せばよいのだ。

それに、ブログみたいにちゃんと書かなくてもよい。

小川さんは、10回に1回は、140文字ぴったり賞を当てているようだ(これ、案外スゴイ!)。

140文字という文字数は、英語だと大した分量は書けないが、2バイト圏の日本語ではそれなりにまとまったことが書ける。

中国語だとさらにブログレベルのことは書けるだろう。

果たして、気になるTwitterの効果は???

Twitterを使えば即購買につながるといったことではなく、ゆるくつながって、口コミなどで伝播していくための「スパイス(起爆剤)」にはなり得るとの見解。

『山椒は小粒でもピリリと辛い』ってことみたい。

どっちも表現は古い(祐川 京子さんはオヤジギャクと言っていたが)が、そういうことらしい。

そんなオヤジギャクをサラッと言える小川さんはやっぱりかっこいい。

ということで、さっそく私もtwitterを始めてみたい。

「ついったらー(twitterオタク?)」にはなるつもりはないが、とにかくやってみなきゃわからないし。



久々のWBS2.0で、2007年頃の熱い自分を思い出した。

そう、やっぱりどんなに忙しくてもこういう時間は大切にしたいな、と強く思った。

徳力さんの今後も活動にもウォッチしていきたい。