プロダクト優先か広報優先か?
少し前に下記の匿名ブログ(※)を拝見して、技術屋としては、
「やっぱ中味が重要。プロダクト・ファーストだよね!」と痛く
共感したのだが、無名の人が無名のサービスをPRしたり、売り
込んだりする戦略としては、広報というか宣言先行も悪くない
のではと思い始めてきた。
(※)『最近の起業家は気持ち悪い、そしてそもそも起業家ではない。』
つまり、種まきとして、「自分に起業家マインドがあること」や
「こんなサービスをつくりたい」等を先にTwitterとかFacebookで
宣言して、早期にユーザを巻き込んで、意見を聞きながらサービス
をブラッシュアップしていく方が長いお付き合いができるのかなと。
要は、単発の打ち上げ花火ではなく、線香花火から始めて、徐々に
火薬力を強めて行く方法だ。
「そんなのんびりしてたら誰かにパクられちゃうよ!」という声も
聞こえてきそうだが、パクられても揺るがないぐらいのオリジナリ
ティが欲しいところだ。
確かに、上記ブログにも「名前だけで中身がないのに、自慢したり
持て囃されのは気持ち悪い」とは書かれているが、「無名の人が
これから起業するためのPR」については触れていない。
そもそも、プロダクトとサービスをごっちゃにして語るのは間違っ
ているかもしれないが、何が売れるか、何が成功するかに特定の
法則はない。
とにかく、この不確実性の時代には、ドンドン打ち出してみて、
こまかく軌道修正していくしかない。
大事なのは「失敗を恐れないこと」だ。