WBS2.0に参加してきました。

小川浩氏主催の無料セミナーWBS2.0に参加してきた。私にとっては3回目の参加となったが、毎回勉強会のつもりで参加している。つまり、ただ小川氏とゲストの起業家の方々の話を聞いて感心するだけでなく、自分の現在の仕事や自分が起業する場合のビジネスモデルのヒントにならないか、という視点で聞くようにしている。日常に埋没して消えかける自分の起業家魂に月1回火を入れ直す絶好の機会としている。
さて、今回はフォートラベルのCOOである津田さんがゲストで招かれた。慶應SFC出身で、楽天で営業やサイト開発&運用の経験を持つ、いわゆる76世代の起業家である。フォートラベルについて、私はまったく利用したことがなかったが、要は「みんなで作る旅行情報コミュニティ型ポータルサイト」である。大量なクチコミ情報をいろいろな切り口でコンパクトにパッと見ることができて素敵である。今までこんなサービスに出会っていたらもっと旅行が楽しいものになっていたかも知れない。今後、旅行には欠かせない”必需品”となりそうだ。
ビジネスモデルも秀逸だが、それよりも津田さんのビジネスマインドに惹かれるものがある。旅行者(ユーザ)にとってわかりやすく便利なサイトであるだけでなく、旅行会社(サプライヤー)にとっても有益で収益性のあるものを作りたい。そして、ネットを介してリアルに役立つビジネスがやりたいんだ。という明確な目的意識が見て取れた。「CGMの前にCGC」というのもよくわかる。価値の無いコンテンツは見られないし、ビジネスにならないから、いかに価値のあるコンテンツをユーザーに載せてもらえるか、そしてそれらの情報を効果的に素早く提供できるか、が鍵となる。小川さんも言っていたが、「もう少しWebをきれいしたい。そのためにはカジュアルだけどしっかりとしたベースフォーマットの提供が必要」というのは同感である。ブログのように、画像でもテキストでもとにかく何でもかんでも同じところに入れて、あとはGoogleお願いね!、というスタンスもありかもしれないが、みんなでもう少しだけ分別して情報を入れれば、もう少し再加工可能で流動的でWEB2.0的な世界が広がることだろう。マイクロフォーマット形式で簡単に登録できるフィードエディターの出現に期待したいところである。小川さんのMODIPHIのサービス開始が待ち遠しい。
おかげで、今宵は熱い想いのまま眠れそうだ。次回も時間を捻出してぜひ参加したい。WBS2.0が私のモチベーションの1要素となっているのは言うまでもない。