困った部下

先日、梅田望夫さんのブログ記事を読んで、元気と勇気をもらったので、今日こそ部下をほめるぞーっ!と意気込んで出勤するや否や、その部下から「イントラサーバの様子がおかしいです。コマンドを叩いても反応がありません!」という悲痛な叫びが聞こえてきた。内心「またかぁ」と思いつつも、冷静に「まず落ち着いて。状況をできるだけ詳しく話して。」とパニック気味で泣き出しそうな部下を諭すように切り返した。ともかく、その部下は昨年末からずっとトラブルに見まわれていて、お祓いにでも行こうかぐらいの乗りだったのだ。
但し、今回のトラブルはこれまでと異なって、想定外というか予測不能のトラブルだった。ある時点より、ウェブから登録された情報がデータベースに書き込まれず、キャッシュにしか書き込まれていなかった。しかも、今日動きがおかしいためサーバを強制遮断してしまったので、そのキャッシュ情報がパージされてしまったのだ。バックアップは毎日取っていたけど、まったく意味がなかったことになる。
おそらく、アプリケーションのバグだと思われるが、RAIDディスクも不穏なログを吐いているため、ハード障害の可能性も否めない。
ともかく、すぐに代替サーバを立ち上げて、バックアップからリストアするよう指示を出した。いずれにせよ、明日関係部署に頭を下げることになるが、数ヶ月前にも謝ったばかりなので頭の痛いところである。部下をほめる気力など一気に消失してしまったのは言うまでもない。