Make IT21 on 2008.5.3

今年のGWは暦的にもあまりお得感が少ない上に、出勤が1日あり、しかも、いろいろと納期に追われて切羽詰ったGWとなった。

というのも、GW明けにリリースするシステムが2つあり、〆切間際の原稿が1本あり、編集稽古のお題も山積している。今月下旬には講師を引き受けているセミナーもあるので、そのストーリーや資料を作成しなくてはならない。

いやぁ、いくら自己表現の機会を増やしたいとはいえ、何でもかんでも引き受けるんじゃないなぁと、ちょっぴり後悔もしたが、そこはプロなのだから、何とか結果を出すしかない。プラス思考で乗り切りたい。

ともかく、このGWがブレークスルーのために重要なポイントとなることは間違いない。

そんな折、今日は妻の実家に遊びに行った。もちろん、やることが一杯あって気が進まなかったのだが、ほんの束の間の休息となった。かなり煮詰まっていたこともあり、一歩離れることができたので、行ってよかった(と思うしかない。あくまで前向きに)。

さて、今日のMakeIT21は、帰りの車の中で聴いたので、細かい部分は覚えていないが、ゲスト須藤元気さんは、ショーンさんと同様、以前から私が大好きな格闘家である。トリッキーな動きは見ていて面白く、山本KID選手との試合などは固唾を呑んで見入ってしまったほどだ。もちろん、一昨年の年末の引退試合は衝撃を受けた口だ。

そして、格闘家としてだけでなく、知識も豊富で、考え方もしっかりしているなぁという印象を持っていた。

なので、MakeIT21の出演もあながち偶然ではなく、必然なのだと思った。まあ、ショーンさんも空手やキックボクシングをやっていたので、格闘好きなのはわかっていたのだが...

『無意識はいつも君に語り掛ける』は、まだ読んでいないが、ぜひ読んでみたい。須藤さんから「元気」をもらいたい。それにしても、名前が「元気」とは、よく出来ているなぁ、と改めて感心してしまった。みんなに元気を与えて行けるとは素晴らしいではないか。

I am only one. -> We are all one.への転身、カックいい〜。

自分が本当にやりたいことは何か?自分は幸せか?生きる意味や喜びは何か?などは、頭で考えると邪念や他人の価値観といったノイズが入ってしまうので、できるだけ無意識状態を作り出して(須藤さん曰く「前頭葉のノイズを下げて」)、心の声に耳を澄ませてみる(「自分の腹に聞く」)ことが重要とのこと。

無意識状態を作り出すには、家に閉じこもっていてはダメ。外に出て歩くこと。人間の脳波は、歩くとネガティブ発想が減って、ポジティブに変わるようにできているらしい。

リラックスして、細胞レベルのバイブレーションをブルブル震わすことが、よい発想や幸せを呼び込んでくれるらしい。これって、よい意味での思考停止だな。今まで「思考停止することは良くないこと」と思い込んできたが、時々”意図的に思考停止”する(立ち止まって、振り返り、軌道修正する)ことも重要だと解釈した。それが、更なる成長源となってくれるということだろう。

そして、もう1つの格言は「幸せは過去の経験や他人の価値観ではなく、自分の意志が決めること」ということ。日々リアルに起きる事を自分がどう解釈するかで、幸せかどうかが決まる。つまり、「自分の捉え方を変える」こと。自分が幸せだと感じて、発想したり、発言したり、行動したりしていると、周囲に幸せのオーラが分泌されて、他人へ伝播する。それが幸せなモノやコトやヒトを引き寄せる。

これは、相田みつおさんの「幸せは、自分の心が決める」とも同義語だ。
そして、「捉え方を変える」のは、私が日々稽古している「編集術」や「編集力」に他ならない。編集とは、組み換えること、視点を変えること、着替えること。そして、新しいものを創発(創造+発信)していくこと。

だからこそ、日々瞬間瞬間に自分の心の声(インスピレーション)に素直になって、やりたいことをやることが幸せにつながるのだと。頭でっかちになって、他人の価値観に左右されちゃいけないな。そういう意味で、元気さんが「頭の良い人は諸刃の剣」と言うのは良く分かる(私は違うので大丈夫そうだが)。

あのスティージョブズが毎日鏡に向かって「今日やることは自分が本当にやりたいことか?」を問うのと同じかも知れないな。「他人の人生を生きては行けない。人生の時間は限られているのだから」というジョブズの言葉と同様に、元気さんの言葉1つ1つに重みと深みを感じた。

ショーサンも言っていたが、「元気さんはもはや格闘家ではなく”哲学者”だ」と改めて思った。

おまけに、ショーンズコンサルティングでは、ショーンさんお得意の「インプット>アウトプット=スループットが細い→×」理論だった。これは、ショーンさんの英語セミナーでも叩きこまれたことだが、インプットしてからアウトプットしようとするから難しいのであって、「アウトプットを先に決めてからインプットする」と、整理しながらインプットされるというもの。まず頭の中に整理する引き出しを用意しておいて、そこにインデックスやフラッグを立てておく。そうすると、最適化されて頭のデータベースへインプットされるため、いつでもさっと取り出すことが可能となる。

要は、日頃からアウトプットする機会を増やすことなのだ。大学教授や評論家はなぜよくモノを知っているのか。流暢に話せるのか。それは、日々授業をしたり、論文を書いている。だから、知識が体系化されているし、さらにブラッシュアップされて、どんどんアウトプットしやすくなる。島田伸介の「自分が得た知識や誰かに聞いた話を3人に話すと良く理解できる」理論とも相通ずる。

アウトプットの機会を増やす。それによって、インプットしたものが最適化される。ブログもその1つ。

ブログは自分のメモランダム。私も最近忙しさにかまけて、更新が滞り気味だが、他人の目を気にせず(これが難しいのですが)どんどんアウトプットして行きたい。

さあ、これから徹夜してでもミッションをこなすぞ! Show the プロ根性!