ウルフルズ活動休止に想う
懐かしさと共に涙が溢れてきた。
大ヒット曲「ガッツだぜ!!」や「バンザイ〜好きでよかった〜」は今聴いてももちろん耳触りがよい。
しかし、ヒット曲が出るまで長い下積みがあった。
初期プロデューサーである伊藤銀次氏にダメだしされ続け、血尿が出るほど悩み・苦しみ・もがいた日々を重ねて生まれたのが「ガッツだぜ!!」だった。
そこから、次々とヒットを重ねたウルフルズ。
そんなウルフルズが活動休止を宣言した。
1988年に結成し21年間にわたって活動してきたウルフルズだが、無期限の活動休止を決断、8月29日、30日に大阪万博記念公園で開催する恒例のウルフルズ夏の野外コンサート<ヤッサ!>をもって、活動休止となることが発表された。
活動休止に至るまでに、ウルフルズをどう考え、それにどう向き合い、どのようなものを目指すか、ウルフルケイスケ/トータス松本/ジョン・B・チョッパー/サンコンJr.は、何度も何度も話し合い、ウルフルズがウルフルズらしく活動するためには、メンバーそれぞれのスタンス、姿勢を一度リセットし、各々が自分と向き合う時間を作り、自分自身のステップアップを目指すことが、今、最も必要だという結論に達したという。前向きな思いによる活動休止の決断ということだ。
(2009-07-09 BARKSニュースより引用)
トータス松本さんは「解散でなく活動休止といったのは、4人ともウルフルズがすごく好きだから。休止して、ウルフルズがここで出などうするんじゃ!という気持ちになったら立ち上がる。」と再開を誓った。
ライブのアンコールでトータスさんは一人で登場し、ギターとハーモニカで、ソロ曲「明星」を熱唱した。
ウルフルズの活動休止ライブでソロ曲を歌うことについて相当悩んだが、「誰がどう思おうがいま自分がやりたいことをやる」と迷いを振り切った。
熱かった。心打たれた。さびのフレーズに思わず涙が出た。
何もかも間違いじゃない
何もかもムダじゃない
たっひとつの輝きになれ
人はみな一度だけ生きる
「一度きりの人生、顔を上げ・前を向いて・諦めず、自分の信じた道を進め!」と激励されているように感じた。
失敗などない。無駄なことなんて何一つない。
そう「起きていることはすべて正しい(勝間和代さんの著書より)」のだ。
ウルフルズの再起動を心より期待しています。