VC活動

まず、吹田市風神雷神の件で5/7に書いたブログの補足だが、やはり非破壊検査(超音波による深傷検査)が可能であるようだ。それにもかかわらず、15年も検査をしていなかったということは、やはり管理者側の杜撰というか怠慢に他ならない。検査費用がかかる、営業時間が短くなるなどの目先の損得理由から検査しなかったとすると、まさに本末転倒である。月並みだが、何よりも安全が最優先されるべきだ、ということを肝に銘じてほしい。

さて、今日はシステム開発の話。私は、約20年間システム開発に携わってきたが、最近つくづく思うことは、システム開発はぶれのない哲学や設計思想が絶対に必要であるということ。そして、新しい価値を生むための創作活動だということだ。そういう意味では、前の会社で「システムインテグレータ」から「バリュークリエータ(VC)」へと方向転換したことは大きな意味があったと思う。「バリュークリエータ=価値を創造する人」、今思い返すと、なんて普遍的なキャッチフレーズだろうと感心しきりだ。

確か、VCを謳い始めた当初は、お客さんから「VCじゃなくて、BC(Bug Creator)=バグ作成者」じゃないの?などと揶揄されたりもしたが、粘り強く信念を貫いて、何とかVCとしての信頼を得た。さて、今現在の自分はVC足りえているだろうか?必ずしも日々新しい価値を生み出しているとは言えないが、コツコツ努力はしているつもりだ。例えば、メールでの問い合わせにも、関連すると思われる情報を、たとえ1行だけでも付加して回答している。つまり、付加価値である。小さいことですぐに効果があるとは思えないが、これが意外に後からじわじわと効果を表すのだ。

初心に戻って、また明日からVC活動に精を出すとしよう。たまたま明日は次期システムの方向性を示す説明会があるので、そこで何かしらの付加価値を与えられればと思う。このブログ然り。