アイデアの価値

「アイデア自体は1円の価値にもならない。なぜなら同じことを考えている人々は五万といるからだ。それを実現させ、維持・成長させて行ける人は10000人に1人もいない。」

私の尊敬するショーンK氏がパーソナリティを勤めるJ-WAVEのMake IT21の中で、昨晩のゲスト(ベネフィットワンの白石社長)が語った言葉で、ずっと頭に残っている。ベネフィットワンといえば、私の職場でもお世話になっている「福利厚生のアウトソーシング会社」だ。

ベネフィットワンでは、例えば1泊1万円の高級ホテルが3000円程度の保養所価格で利用できる。私は今まで1-2回しか利用したことはないが、利用する・しないにかかわらず、1人あたり数千円の会員費が支払われており、利用すればするほどお得ということになる。

個人的な損得は別として、冒頭の言葉は重く深い。確かに、大抵のアイデアは他の人も考えていることが多い。それをどう具現化するか。そして、維持・向上させるか。つまり、収益に還元していけるかがビジネス成否の分かれ目となる。

成功しているビジネスもアイデアやビジネスモデルは実にシンプルなものが多い。その後の実現&維持工程に大半のエネルギーが奪われるだけに、この壁を突破できない(もしくは早々諦めてしまう)人が多いのだろう。そこまでの冒険はできないと...

私の場合は、実現以前に「自分のやりたいこと」のアイデア出しとビジネスモデルへの落とし込みが先である。1円にもならないかもしれないが、アイデアがなければその先はないので、自分の「気づき」を信じて前進してみるとしよう。


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