WBS2.0 Vol.17に行ってきました。

「これからはミサイルの時代。どんどんミサイルを撃ち続けたい!」

これは戦争や武器の話ではなく、本日のWeb Business Shuffle2.0(WBS2.0)での小川浩氏の例え話だ。
つまり、ミサイルとはフィードを表している。

ビジネスは戦争である。戦争には武器が必要。近代兵器は戦艦、ミサイル、砲弾=爆薬であり、砲弾を的に当てること。つまり「ミサイルの時代」で、爆弾=コンテンツ、をどうやって欲しい人に届けるか?それには「フィード=ミサイル」をロックオンするしかない。

そして、modiphiとは?
RSS発信ランチャー」であり「フィードというトラフィックを作るもの」。そういったものに挑戦し、つかえる道具にしたい!とのこと。相変わらず、小川さんらしい例えで、しかも昔からブレていない。

さて、今回のメインゲストの前にシークレットゲストの紹介があった。
株式会社ライジン代表取締役の丸田氏という方だった。
見た目は非常に線の細い人だが、いきなり「大切な人へまっすぐな気持ち伝えてますか?」と直球で始まったので、意表を突かれた感じだった。ビジネスの前に、まず”ピュアな気持ちを伝えたい”という熱いメッセージがあるので、ギラギラ感はまったくない。これからのビジネス・キーワードは「ピュアでまっすぐ」で決まり!とさえ思ってしまった。これが起業家の方々が一様に口にする「誠実であること」と同義語なのかも知れない。

次に、今回のメインゲストは、時事通信社湯川鶴章さんだった。
「爆発するソーシャルメディア」でお名前だけは知っていたが、もちろん会うのも初めてだった。
プレゼンの最初に、”セカンドライフの中でダンスする湯川さん”を見せて頂いた。ちょっと自慢げだったかな。

過去に面白い経歴の持ち主で、日本の大学が受からなかったので、アメリカへ飛び出し、サンフランシスコ州立大学へ入学。シリコンバレーを歩き回り、IT関連の情報収集しながら記事を書く生活を約20年間続けて日本へ帰国した。
自ら「ハチャメチャ人生」と回顧していた。

さて、
なぜソーシャルメディアが爆発するのか?
→それは「ソーシャルメディア=人間の根源的欲求」だからである。とのこと。
・表現する喜び
・評価される喜び
・他人とつながる喜び

マネタイズ手法は?
→コンテンツ連動型広告、行動ターゲッティング、広告マーケットプレースとあるが、
やはり、広告マーケットプレースらしい。
・MSやGoogleが次々と広告会社を買収
・人を介さずにオークション形式で自動マッチング
・多くの人が参加しないと成立しない
→中に入れるヒトとモノ
電通などは特許を取得した

その他にも、
・世はまさに、SM戦国時代。個人開発者も「軒下を借りて母屋を取る」戦略でGO!
・勝機はモバイル、家電にあり
などなど、興味深い話があった。

ともかく、今回は普段のWBS2.0とはちょっと雰囲気が違っていたような気がする。柔らかいというか、温かいというか...
唯一変わっていないのは「小川浩」さんだけに見えた。
小川さんが何者・何事にも動じないのは「ブレがない証拠」だろう。