MakeIT21 on 2007.8.11
今日の MakeIT21 は、子供たちを風呂に入れるタイミングと重なってしまい、6割程度しかまともに聞き取れなかった。一人暮らしではないので、なかなか毎週きっちり22:00-23:00の時間を確保するのは難しい。かといって、録音はあまり好きではない。録音に頼ってしまうと、「いつでも聴ける」という安心感があって、実際に後から聴くことはほとんどない。だから、リアルタイムに聴くことに意味がある。
本日のゲストは、(株)ダイヤモンドダイニング代表の松村厚久氏であった。外食産業、特に東京を中心として様々なスタイルの飲食店を展開しており、現在46もの「コンセプトレストラン」を経営している。
46店舗といっても、単なるサプライチェーンではなく、全てコンセプトが違うし、名前も違う。
店名だけでも、例えば、
夜桜美人、バンパイヤカフェ、逢瀬の刻、ベルサイユの豚、竹取百物語 等々、
実にユニークだ(詳細はこちら)。
主な、ビジネスモデルは、
- その立地にマッチしたものを作る
- そのために徹底的にマーケティングする
- 定期的にサービスメニューを変えていく
- 全て成功している(赤字や撤退はない)
とのこと。
店舗は、「いわば1つのアトラクションのようなもので、109(マルキュー)がライバル。
ダイヤモンドダイニングの中でいろいろな店に浮気して欲しい。」
なるほど、ディズニーランド、もしくは”リアル版ポータルサイト”を目指しているという訳か。
目標は、「まずは100店舗が全て違う業態を目指す。そして、外食産業における業態開発NO.1になること。」と夢は大きい。でも、実現できそうな勢いを感じる。
そのためには、「常に変化をすること」。「例えると”ゴールのないマラソン”を走っている感じ。でも、食べる事が大好きで走る事が大好き。何よりお客さんの笑顔が見たい。」と極めてピュアだ。
そして、業態開発において最も必要とされる資質は企画力と言われるが、企画力を磨くには?
- ともかく、ビジュアル(見ること)が大切
- 見まくる、インプットしまくる
- 本や雑誌を読みまくる、同業者同業種を見まくる
- いいモノは真似する、悪いモノは無視する
→その際、オペレーションは無視することオペレーションに捉われると、本質を見失いやすい
これは、今の私の姿とオーバーラップする。何かに突き動かされるように、本や雑誌やネットを読み漁り、人(起業家など)と話って話をする。そして、そこで得たものを、自分なりのフォーマットでできるだけ早く、コンパクトにアウトプットする。このトレーニングがいつか生きることを願って、日々試行錯誤を続ける。
松村さんが番組の最後に語った一言に、彼のスタイルや哲学が全て集約されている。
★何事も挑戦。その先に”経験”か”成功”かのいずれかが待っている(=失敗はない)。
ショーンさんも感激していたが、失敗しても失敗と捉えて落ち込むのではなく、あくまでも”経験”と捉えて前向きに進む。これだな、と思った。「成功しても、失敗しても、下を向かず、最後まで諦めないこと。常に次を見据えて突き進むこと。」これは、スポーツ界でよく使われる言葉だが、どの業界にも通用する普遍的な言葉だと思う。
さて、この夏、松村さんのどのお店に行ってみようかな。