「ちり」に願いを!

Yahoo!ニュースによると、夏休みの風物詩ともいえる「ペルセウス座流星群」が、今年も12日深夜から13日未明にかけて山梨県富士吉田市の滝沢林道にて観測されたようだ。

流れ星とは、彗星(すいせい)がまき散らした数ミリから数センチの「ちり」が、秒速数十キロの猛スピードで地球の大気圏に飛び込む時に光を発する現象で、実際に星が流れるのではない。12日前後のペルセウス座流星群は、スイフト・タットル彗星の「ちり」が流れ星の素(もと)だ。

私は、星座に興味はあるものの、詳しくはないので、これ以上深入りはしないが、要は、私たちは「ちり」を「流れ星」と勘違いして、願い事をしていることになる。科学的に物事の本質を捉えると「なあんだ所詮は”ちり”かぁ」と思ってしまうが、それを遠い彼方から見ると「こんなにもきれいで多くの人々の心を魅了するものになるんだ」と感動さえ覚えてしまう。

人の心を感動させるのは「技術力」ではなく「表現力」だ、と改めて思った。まさに、SONY vs Apple であり、Microsoft vs Google だ(わかりづらい?)。

小川浩さんが、modiphi立ち上げの際のプレス発表で「フィードは光、ウェブは星」と例えていたが、流れ星は、それ自体は星ではなく、ちりの発する光だとすると、流れ星もフィードということになるのだろうか。それも、年に一度見れるか見れないか、かつ、一瞬の光なので、「非常に変化が早く稀少価値のあるフィード」ということになる。

流れ星を見るコツというかポイントは、

  • なるべく広くて暗い空で見ること
  • 暗闇に目を慣らすこと
  • 星空全体を気長にゆったりとながめる
  • できるだけたくさんの流星を見たいなら「日没から深夜にかけて」より「深夜から日の出にかけて」の時間帯がベター

とのこと。

そして、日々変化する大量情報の中から、自分にとって稀少価値のある情報を見つけ出すには、

  • できるだけ幅広く情報を集める(RSSリーダーなどで)
  • すばやく取捨選択できる自分用フィルターを持つ
  • 絞り込んだ情報をゆったりと眺める(社長気分で)
  • 情報の質を五感で嗅ぎ分ける

といった、要素が必要となる。

その点でも、フィードリーダーを、そろそろ小川さんの「modiphi」に乗り換えようかな。かなり改訂されて使いやすくなってきたようだし。

さて、残り少ない夏休み、「ちり」に何を願おうか。”宿題が早く片付きますように!!”