出勤の日曜日に思ったこと

今日の日曜出勤は、比較的スムーズに作業が進み、今回はサーバの停止&起動によるサーバ障害はなかった。

しかし、事務室はエアコンが効かずに蒸し暑く、一方のサーバ室は空調が効きすぎて寒く、体調がおかしくなりそうだった。ともかく無事終わってホッとしたが、朝から午後3時半ぐらいまで、一部ネットワーク障害があって、構内から外部ネットワークへの接続ができない状況に陥ってしまい、サーバ起動後の確認作業に支障をきたしてしまった。

メンテナンスか障害か?どちらにせよ、何の予告もなく勝手に止められたことに怒りを感じながらも、インターネットがつながらないと何もできない現実を突きつけられた気がした。ネットワークは、もはや電気・ガス・水道・電話に継ぐライフラインだ。

メンテナンスはもちろんのこと、障害報告はできるだけ迅速に報告してもらいたい。とは言うものの、ネットワークの経路が複雑になればなるほど、障害の範囲を特定するのが益々難しくなっている。しかも、日曜日とあって、ネットワーク担当も休暇を取っていて、連絡が付かない。そのため、社内の問題か社外の問題かの判別すら困難だった。
リスク管理でも、内部統制でも構わないので、ネットワーク障害時の切り分け方法と連絡体制を確立してほしい。


家に着くと、日テレで毎年恒例の『24時間テレビ 30 愛は地球を救う』で、番組史上最高齢の66歳でチャリティーラソンランナーの萩本欽一氏のラストスパートの様子が画面に映し出されていた。スタート地点から日本武道館までの70キロを完走するという目的で開始したようだが、後半はほとんど走っていないようにみ見えた。とても完走できる状況ではなかったらしいが、10ヶ月ぐらい前からトレーニングを積んで、無謀な挑戦に挑んで完走した。残念ながら、放送時間中には間に合わなかったが、その後の番組(行列のできる法律事務所)で関係者が完走を労っていた。司会の島田紳助が欽ちゃんにインタビューをしていて大変面白かったのだが、その中で印象深い言葉があった。

「我々芸能人は普段一般の方々の生(素)の声を身近に聞くことは少ないから、生身の人間として自分がどう思われているのかわからない。マラソンをすると、それがよくわかりますよね。」と紳助が問いかけると、欽ちゃんは「ただ走っているだけなのに(面白い事を何もしてないのに)ね。沿道からこれだけの声援を受けると泣けるね。」

芸能人(特に芸人)は、普段TVで笑わせるコトをしているから、身近にいても面白いことをしてくれると思いがちだ。欽ちゃんもきっと沿道から声を掛けたり手を振ってくれた人たちに、御礼(欽ちゃん走りなど)をして返したかったに違いない。

「自分が普段どう思われているのかを知る(己を知る)」ことは、相手を知る以前に大切なことかも知れない。最近、「ユーザー指向」なり「利用者を知る」ための調査活動が積極的に行われているが、それと並行して「自分や自分たちの提供しているサービスがどう思われているのかを知る」ことは非常に重要である。「自分のことは自分が一番良くわかっている(から放っておいてくれ)」と思っている人も多いが、実は逆で、自分にとっては自分のことが一番わかりづらいのかもしれない。

自分で自分のことをよくわかっている人ほど、無理がなく、自然体で、ブレがないし、自己表現がうまい。最近「パーソナル・ブランディング(PB)」にハマっているが、その中でもまずは「己を知る」ための努力をして行きたい。具体的には、以前もBlogで書いたが「自分をさらけ出し、相手の懐に入って、本音を聞き出す」ことかな、と。