休暇を取ってプログラミング

最近、休暇を取って仕事をするケース(いわゆるサービス残業)をするケースが増えている。

普段、定時後にセミナーや勉強会や起業家インタビューに出かけるのとは違って、丸一日時間が取れるため、原稿書きやプログラミングなど集中しないとできない仕事をするために、身(休み)を削ってまでその時間を確保しているのだ。要は、普段周りがガヤガヤしていて、電話やメールや急な打ち合わせなどの割り込みが入ってくるので、なかなか集中できる時間が取れない。もちろん、だんだんとマネージメント職の仕事が増えていることも大きな要因の一つである。

管理者に近づくと、自らプログラミングなどしている場合じゃない。単価の問題もあるが、それ以上にリスク管理的な問題がある。後々のメンテナンスのことまで考えて、部下にやらせるか、パートナーさんにアウトソーシングする方向で進める必要がある。プロマネ(プロジェクトマネージャ)は「知識やしくみは十分にわかっていないといけないが、自ら手をくださない。外側からシステムを俯瞰する。」ことを要求される。

しかし、システム屋がプログラミングできない(ものを作れない)のは、何とも悲しいことである。システム構築とは、プロマネとは言え、技術系の仕事は、自ら貪欲に情報収集し、自分で手を動かさないと身に付かない分野の仕事なので、ある程度は自分でも手を動かしたいものである。これは、趣味のレベルでは圧倒的に足りないので、実践で身に付けるのが一番だ。

ということで、私は今週金曜日は一日休暇を取ってプログラミングをする。といっても、具体的には、以前Blogでもお伝えしたX'Cuteによるプログラミング(=ノンプログラミング)なので、Excelのセルにコードをマッピング(貼り付け)ていく作業である。地道な作業ゆえに、普段なかなか手が出せないのだ。

集中できる時間や空間は誰も作ってはくれない。自分でプロデュースするものなのだ。脳トレでお馴染みの東北大学川島隆太先生によると、集中できる時間は午前中の2〜3時間。これを逃す手はない。