京浜東北線はトラブル多発電車!

とにかく、京浜東北線はトラブルが多い。少なくとも月に1-2回は何かが起きる。

今朝もまた京浜東北線がトラブった。
赤羽駅で線路に人が立ち入ったとのアナウンスが流れ、「またか」と思って数分だろうと高を括っていたら、結局18分も遅れが生じた。

職場に着いて、Yahoo!ニュースを見たら、何と原因は痴漢だった。

5日午前7時35分ごろ、東京都北区赤羽1のJR赤羽駅付近を走行中の京浜東北線南行電車で、痴漢をしたとして被害者の女子高校生が男を取り押さえた。男は同駅に到着後に逃走。ホームから線路内に降りた。この騒ぎで、同駅に乗り入れている京浜東北線埼京線宇都宮線高崎線湘南新宿ラインの計37本が最大18分遅れ、約8万人に影響した。JR東日本によると、駅員が男を探したが、次々と各線の線路を横断しながら、そのまま逃走したという。

何とも呆れて物が言えなかった。こんな男のために、18分も無駄にしたと思うと腹立たしい。当然、男は必死だったと思うが、せっかく被害者の女性が取り押さえながらも、ホームに着いた時点で逃げられてしまうとは...。乗客の協力がなかったことや駅員・交通警察との連携がスムーズに行かなかったことが悔やまれる。

過去、通勤ルートを替えようと何度思ったことか。先日、京浜東北線の車両トラブルで迂回したら1時間30分ぐらい遅刻してしまった事があるが、その時にJRから遅延証明が1時間分しか出されず、結局(遅刻がイヤなので)午前半休にさせられた経緯がある。あの時程、悔しい思いをしたことはない。職場に早く行くために迂回したのに、結局じっと待っていた方が早かったのだ。通勤時は「二度と迂回するまい!まさに”急がば止まれ”だ。」と思った。

でも、京浜東北線が乗り換えなしで行けるので時間は早い。京浜急行みなとみらい線でも行けるが、10分ぐらい余計に時間がかかってしまう。朝の10分はとても大きい。だから、我慢して京浜東北線に乗っているだけなのだ。

大船から大宮までの長距離を東西に一直線に走る京浜東北線。ストレートでよいのだが、この間にちょっとでも人が立ち入ったり、故障があると全線に影響してしまうのは大変困る。生活の導線(ライフライン)として、もう少しリスク分散を考えた構造にできないものだろうか。といっても、横道に逸れることはできないだろうな。なにしろ、すぐ隣に東海道線横須賀線といった別の路線が走っている訳だし。

そういう意味では、今回の犯人は何重にも罪を重ねた挙句に逃走して、逃げ切ってしまった。今頃どこかでせせら笑っていることだろう。もしかすると、これに味をしめて再犯する可能性も高い。

つまり、今朝は京浜東北線にとっても犯人にとっても、まさに”No way out(逃げ道はない、追い詰められた、絶対絶命)”状態だったはずばのに、犯人にとっては、レールという枠を越えることで、”freewheel(自由奔放な)”状態へと逃げ込んだ。しかし、何度も成功する業ではない。次は必ず天罰が下ることだろう。”Heaven's vengeance is slow but sure.〔《諺》天網恢恢疎にして漏らさず〕”