フルーツとGPSの関係

私は無二のフルーツ好きである。

毎日食卓にフルーツがないと機嫌が悪くなるタイプである。ケーキや和菓子も嫌いではないが、それはあくまで3時のおやつであって、食後のデザートは、やはりフルーツに限る(食前に食べた方が体に良いという説(下記参照)もあるが)。

食前に果物を食べると、体内の酵素が働きやすくなります。
酵素は、食べたものの消化・吸収、そしてエネルギー代謝を促進させます。つまり、酵素が活発に働くと食べたものがエネルギーになりやすくなります。

今年の夏はスイカを12〜13個食べた(もちろん家族で)。しかし、天候不順のせいか、今年のスイカは今ひとつ甘みに欠けた。かの有名な山形の「尾花沢ブランド」でさえ、甘みは薄かったのだ。いつもおいしい「ニューサマー(オレンジ色のスイカ)」もちょっと外れだった。今の時期は、梨とブドウとプラムかな。うちの二人の子供たちも私に負けず劣らずフルーツが大好きだ。イチゴ、バナナ、桃、スイカ、キュウイ、リンゴ...何でもござれ。ニコニコ笑顔でフルーツを食べる姿を見るととても幸せな気分になる。

そんな中、埼玉県の運送会社運転手が「子供の養育費が欲しかった」との理由から、中央卸売市場から大量の果物(グレープフルーツ)を盗んだとのニュースが入ってきた。何とも他人事とは思えない身につまされる事件だが、逮捕の決め手となったのはGPSだった。

Yahoo!ニュースによると、

同市場では昨年暮れからフォークリフトを使用し、オレンジやレモン、グレープフルーツなどの輸入果物が大量に盗まれる事件が頻発。仲卸業者が果物の箱に全地球測位システムGPS)を付けて警戒していたが、盗品が新宿区内の市場に運び込まれたのが分かったため110番。偽造された納品書などから、容疑者が浮上したという。 

とのこと。

GPSの新たな使い方を知った。ケータイ以外にもGPSは利用できるんだな。発信型のRFIDのようなものか。しかも犯罪防止につながるとは。「位置は価値」と謳っている企業を知っているが、まさに位置は新たな価値を生み出してくれるようだ。

いくらフルーツが好きでも、いくら子供のためでも、犯罪まで犯してはいけない、と強く思った(んなの、当たり前だろうが)。フルーツを使った犯罪といえば「林檎殺人事件(by 郷ひろみ&樹木希林)」ぐらいか(ジョークにしても古いな〜)。

冗談はさておき、今後、GPSとフルーツを使ったビジネスプランでも考えてみるとするか。「今自分がいる場所の近くで一番おいしい果物屋さんから桃をデリバリーしてもらう」とか「遠くに入院している友人にお見舞いとして、近隣の果樹園から食べ頃のメロンを時間指定で届けてもらう」とか「フルーツナビで全国のフルーツの出荷時期や出荷状況がわかる」とか、何だかいろいろ出てきそうだな〜。考えるだけでも楽しめそうだ。