癒しの場としての床屋さん

今日、床屋さんに行ってきた。

20年来ずっと通い続けている床屋さんだ(床屋さんや理容室というのはだいぶ古いが)。店長とは家族ぐるみのお付き合いをさせていただいている。
約1ヵ月半ローテだが、片道1時間かけて通っている。
カット+顔剃りで4,600円、カット+顔剃り+カラーで7,800円だ。最近めっきり白髪が増えたので、年に3回程カラーをしている。

料金は決して安くはない。でも、他に変える気はない。単に”義理”だけで通い続けている訳ではない。カットの技術も素晴らしいし、自分の頭の形や紙の生え方に応じて、カットしてくれる。長さの要望さえ出せば後はお任せだ。そして、カジュアルで軽妙な”会話”が、いい。浅からず深からず、冷めず熱からず、ちょうどよい距離感の会話は、とても心地いい。話したくなければ話さなくてもいいし、ゆっくり寝かしてもくれる。つまり、パーソナライズが行き届いているのだ。

もちろん、店長だけでなく、スタッフ全員が雰囲気作りをしてくれている。いつだったか、たまたまお客さんが自分一人になった時があり、そのときはスタッフ全員で話に参加してくれて和やかな空気に包まれた。まさに”自分だけの理容室”という贅沢な感覚を味わえた。

店長との最近の話題はもっぱら子供の話題だ。店長の所も子供さんが二人(二人とも娘さんで5歳と3歳)いる。昨日は、車の後部座席に搭載するDVDキットの話題だった。車で遠出する場合に、子供はじっとしていられずに騒ぎ出す。そんなときに、効果を発揮するのがDVDだ。うちもそろそろ遠出する機会が増えてくるので、ほしいと思っていたところだ。しかし、キットを全部揃えると、5万円ぐらいかかるらしい。でも、長く使えるし、今後高速などで車の中で泣き喚かれるのを考えると、安い買い物かなぁ。などと父親談義をした。あとは、DVDソフト(コンテンツ)をいかに充実させるかの話をして、お互いリソースを交換・共有しましょうということになった。

商売とは言え、自分に合った癒しの空間を演出してくれる場があるというのはありがたい。束の間だが、頭も心もリフレッシュできた。