古田の引退に思う

ヤクルトの古田敦也選手兼任監督(42)が、チームの成績不振の責任を取って今季限りで監督を退任、現役も引退して退団することを正式に発表した。

同年代としては大変残念なニュースだ。これまで、選手・監督としてだけでなく、プロ野球選手会会長としても野球界を引っ張ってきた人物だけに惜しい。私の理想としてきた「プレーイングマネージャー」は、やはり難しいのだろうか。

古田は、会見で引退の理由をこう語った。

「プロは結果が問われる。思うような成績が上げられず、ファンを失望させた。言い訳はできない。今年の初めから上位にいけなければ辞めないといけないと思ってやってきた。悔いはない」

これぞ、プロ意識だ。結果がすべての世界では、数字を出さないと評価されない。言い訳けが許されない厳しい世界だ。自分に厳しくストイックでないとやっていられない。

私も、プロのシステム屋である以上、この姿勢はぜひ学びたい。ファンならぬユーザを満足できないシステムであれば、即刻見直すべきである。もしくは、マネージャを交代するしかない。

今後は、1年間で結果を出さないと終わり(=毎年契約更改)という気持ちで、単年度ベースで自分を評価してみるとしよう。自分の中から”終身雇用”や”年功序列”、”複数年契約”などといった甘い言葉は捨てよう。短期間で結果を出す方法を模索してみたい。例えば、”インプットと同時にアウトプットを出すしくみ”を作ってみたい。結局は、集中力と日頃のトレーニングかな。

男42歳、まだまだこれからだ。古田の悔し涙を無にしないよう頑張りたい。