社員の心得って

今日の昼休みに中堅社員による中堅社員のための定例会合(毎月)があった。
毎回社内講師を招いてランチを食べながら旬な話を聞いて、見聞を広めるというスタイルだ。
実質30分程度の会合だが、毎回有意義な時間を過ごしている。

今日は当社一筋のベテラン社員による「社員の心得」的なテーマだった。
いろいろな話がなされたが、その中でも特に共感を覚えたのが、以下の3点だった。

・新人事評価制度を導入しても評価制度を変えても結局結果はあまり変わらない
→要は、人事にきちんと「人」を評価しようとする姿勢があるかどうかが重要だ。

・自分だけ良い評価を得ようとして私利私欲に走ると本質が見えなくなる
→一人勝ちではなく、みんなが上手く行くように考える(Win-Winモデル)

・都合の悪いことは早めに手を打つべき
→特に、事業所の閉鎖などのリストラを行う場合に、突然閉鎖&解雇されると自殺者も出かねない。
赤字が出始めているのであれば、ぎりぎりまで放置するのではなく、早めに人員や給与カットなど
の対策を打っておく必要がある。

どれもこれも、当たり前のことなのだが、厳しい現場を渡り歩いてきた実績と経験から語りかけられると妙に説得力があった。

実際には、私は社内とはいえ、あくまで競争社会なのでWin-Winモデルなどの生やさしい世界はあり得ないと思っているが、ただ基本姿勢としては正しいと思う。

私も、起業する前に基本理念を考えておかないといけないな。気持ちはいつでも「起業前夜」なのだが。