WBS2.0 Vol.20 on 2007.10.18

昨日のフィードビジネスサミットに引き続き、本日18:30-より月例のWBS2.0に参加してきた。

メインゲストの、フィードパスCTOの後藤康成氏(「Web2.0」で小川浩氏と共著された方)。
シークレットゲストは、グランドデザイン&カンパニー 小川和也氏(実は私のちょっとした知り合いでもある)。

小川浩氏は、最近リニューアルしたばかりのmodiphiの基本機能の説明に続き、今後のサービス連携(ジョイン)について、熱く語ってくれた。

Internet Magazine Feed (インプレス)」「ケータイ連携(ECR)」「Feed Commerce(セレクトショップ、コラボレーション、コンテンツを配信したい人を支援するビジネス)→iTunedsがモデル、一曲一曲切り売り、Feedを読む・書く、+買う(payment)へ」。その他にも、マッシュアップブランディングマーケティング戦略コンサルティングなどを積極的に行うとのこと。modiphiパーツやエンジンの提供、B2Cサービスを展開したい企業へのModiphiエンジンのOEM供給なども視野に入れているとのこと。

さすが、小川浩。止まることなく走り続けているな〜。

一方、フィードパスの後藤康成氏は、「Web2.0とEnterprise2.0」について概説され、フィードパスの考えるサービスモデルについて、プレゼンがあった。

Enterprise2.0とは、「セキュリティの確保されたインターネットサービス」で「サービスに対して対価を払う形態のビジネスモデル」とのこと。その中でも「SaaS(Software as a Service)」に力を入れて行きたいとのこと。

フィードパスの考えるSaaSとは、一言で言うと「ショーケース」。必要なサービスを、必要な人に、必要な分だけ提供するのがコンセプト。つまり「オンデマンドアプリケーションサービス」とも言える。そのための顧客基盤、決済・請求基盤、ITインフラ、テクノロジーフレームワーク、アプリを提供しようというもの。技術的には、Webサービスによるサービス連携を行って、同じアカウントで一気通慣(シングルサインオン)させる。

今手掛けているのは、「Zebra & Cyboze Officeの連携」や「Zimbra Collaboration Suite」とのこと。

また、私の関心の高い「セマンティックWeb」の話まで飛び出して、うれしかった。
後藤氏は「W3C準拠のサービス。捉える人によって違う。実現できるようにはなるはずだが、エンドユーザにどのような恩恵があるのかを 推論も含めてきちんと説明できること」。一方、小川氏は「Web2.0も含めて言葉が忘れられるときが普及した証拠。基本的にウェブ上のいろいろな情報がつながること、連携できること」と、それぞれ定義付けた。

最後の方で、小川氏が「modiphiの法人化」の話題に触れた。いよいよ、サンブリッジから独立する時がきたのか。EIR(住み込み起業家)から約1年での独立は凄い。

今後も、小川浩氏の動向をウォッチするだけでなく、応援も含めて、自分もフィードの普及に努めたい。