セマンティックって?

今日は夕方、とある講演会の講師に招かれて60分の講演をしてきた。

参加者は約40名。

久々のプレゼンに心躍らせて臨んだのだが、こちらの準備不足もあって、なかなかスムーズには理解してもらえなかった。年配者が多かったこともあり、システム用語やテクニカルタームの使い方など工夫が必要だと痛感した。

パワポの資料をそのまま読むのは止めようと、あれほど心に誓ったのに、自信のないところは一部棒読みとなり、わずかでも退屈な時間を作ってしまった。寝ていた方も散見された。

途中、笑いを取りに走ったが、やや受けどまり。大爆笑には至らず。

改めて、プレゼンは難しいと思った。少数の講演やセミナーなら事前に客層や参加者のプロフィール、バックグラウンドなどを仕入れておくべきた。今回時間がなくて、そこまで気がまわらなかった。

講演のあと、簡単な懇親会があり、その場でいくつか感想や質問を受けた。
「面白かったけど、わかりづらいどころも多かった」「横文字使いすぎ」などの指摘も少なくなかった。反省し、次に生かしたい。

質問の中で、一番応えに窮したのは、年配のベテランの方からの「先生のいうセマンティックとはどういうものですか?日本語に訳してみてください」という質問だった。「いえ、僕は先生じゃないです。」とって、返している間に、頭で応えを考えたが適当な言葉が浮かばずに焦った。試されてるな、と思うと余計に焦るもの。

結局、「難しいですね。一言では言えませんが、例えば、AシステムとBシステムがXMLを使って密な連携が取れたり、CさんとDさんが一つのキーワードでリアルタイムにつながったりする世界だと捉えています。“密結合なつながり”でしょうか」と返すのが精一杯だった。普段当たり前に使っている言葉がすぐに説明できないとは情けない。ちゃんと理解していない証拠だ。ボロが出た感じだった。

ちなみに、本来のセマンティックとは「意味のあるデータのつながり」ということらしく、機械がメタデータを利用して意味を理解し、高度な情報検索を行うという次世代のウェブを「セマンティック・ウェブSemantic Web)」と呼び、ウェブの生みの親であるティム・バーナーズ・リー(Tim Berners-Lee)が2002年に提唱した言葉らしい。

ともかく、恥ずかしい思いをしたが、これからはちゃんと理解して使おうと心に誓った。
前向きに行きましょう!