感門之盟 - 突破

今日は、イシス編集学校の「破(応用コース)」の卒業式(感門之盟−突破)だった。

2月の「守(基礎コース)」の卒業式(感門之盟−卒門)に引き続き、2回目の卒業式だった。守の時に経験していただけあって、場の雰囲気や進行などはわかっていたが、長丁場なので、やはり疲れた。

昼には守の時の教室の同窓会ランチがあり、卒業式を経て、最後は大勢での飲み会だった。

どれも、盛り上がって有意義だった。話題は、破の苦労話と次のコースの話題に終始した。

次のコースはいくつかに分かれる。

師範代を目指す「花伝所」、より専門的な編集奥義を学ぶ「離」、俳句など遊びの世界を体験する「遊(風韻講座)」、それに秋に開講する「遊(物語講座)」に分かれる。

大半の人は「花伝所」に進むようだ。師範代になりたいというよりも、「守」「破」でやり残したことや不足を補いたい人や「遊」や「離」のつなぎ的に受講する人が多いようだ。

どうしても、一度間を空けてしまうとリスタートが大変だということと、今の勢いを維持したいと思う人が多いのはわかなくもない。できれば、私もそうしたかったが、さすがに少し休みたかった。

数ヶ月休息を取って、仕事や生活のリズムを立て直して、再度チャレンジしたいと思っている。チャレンジするとしたら、「遊(物語講座)」か「離」だろうな。でも「離」は200〜300題のお題が降ってくるようで、一日平均4−5時間お稽古しないと追いつかないと聞いたので、かなりビビッている。相当の覚悟が必要だ。生活の9割を稽古に注ぐ覚悟が必要だ。どんな人だろう?

今日「離」を卒業(退院という)した人たちも多数来ていたが、本当に大変そうである。実は、離の中身は受けるまで秘密とのことで、詳しいことは教えてもらえないのだ。どんな世界が待っているか、怖いもの見たさで見てみたい気もするが、一度見たら引き返せない。どっぷり浸からないといけない。

さあどうする?秋までまだ数ヶ月あるので、ゆっくり考えたい。

さて、今日校長の講話もあったのだが、今日は過去に校長が手掛けた広告の技術的な話が中心だったが、「遊」という雑誌の編集を通して、実にいろいろな角度・視点から物を見て表現しようとしてきたかが垣間見られた。親父さんの死後に残された借金を返すために、広告をたくさん書いてきたとはいえ、すごい試みである。

編集学校は、幼年期を過ぎて、いよいよ青年期に入るらしい。そこで、そろそろ「メディエーション」や「ソシアライゼーション」の時期を迎えていると校長は話していた。つまり、実践である。編集学校で学んだことをメディアに露出させたり、社会で積極的に実践していこうというものだ。

さて、私もお稽古とは別に、職場や家庭などでの実践に応用していく努力をしていと思っている。

多様性や幼弱性を柔らかく受け止めてしなやかに返せる力(編集力)はどんな場面においても必要で、それこそが人間関係や社会生活を円滑に営むための力になると信じて止まない。

人の悪い面ではなく良い面を捕らえてそこを褒めて伸ばしてあげるとか、職場で問題が発生したら解決の方法を提案するとか、何かしら社会に貢献していきたい。

いずれにせよ、自分や自分の考えに固執している内はまだまだのようだ。まずは「丸呑み(受容)」すること。食わず嫌いや偏見といった自分フィルターは外すこと。とのアドバイスを得た。まずはフラットに情報のシャワーを浴びることだろうか。頭や心をニュートラルに保つことは難しいことだが、まずは「Yes(肯定)」から入ってみようと思う。

ともかく、突破(卒業)おめでとう!!人生における一つの大きな区切り(分岐点)になりそうだ。