SaaS版グループウェアの導入

ある特定の目的で、現在職場で「サイボウズ6」をインハウス(自前サーバ)で運用している。

ある特定の目的とは、組織のトップのスケジュールのみを管理する、というものである。

そのためだけに、サイボウズを導入している。

システム管理者の立場で言わせてもらうと、なんとも贅沢な話だ。

但し、運用しているのは専用サーバではなく、相乗りサーバではあるが。

しかし、しかし、年内でライセンスが利用できなくなる。

Linux版のモジュールをFreeBSDで運用しているのだが、そのモジュールのライセンスが年内で切れるのだ。

そして、新しいライセンスは、Linuxでしか動かない。

つまり、Linuxサーバへの移行が必要になる。

そこで、思い切って、SaaSサイボウズを提案してみた。

実は、Googleカレンダーでも良かったのだが、さすがにフリーだし、控えることにした。

しかし、一回目の打診の回答は「自分のスケジュールのデータが外部にあるというのはどうも違和感を覚える」との見解だった。

やはり、ASP版はまだまだ認知度が低い(=信頼性、安全性が低い)のだろうか?

確かに、現在、パブリックドメイン(一般公開)のコンテンツ以外では、ASPを利用した実績がない。

しかし、今後のサーバ機器のコストやメンテナンスコストを考えると、システム管理側の立場では、サーバを集約している昨今、これ以上サーバを増やすのは賛成し兼ねる状況である。

そこで、松・竹・梅の3プランを策定し、各プランごとにコストを試算し、再度ASP版(サイボウズSaaS版)への移行を推すことにした。

サーバ機器やライセンス費、保守料などのコストは見積もりを取ればすぐに出せるが、専任スタッフの運用維持費を試算することは難しい。

しかし、数値で表さないことには、差も付かないし、説得力もない。なので、松(自前の専用サーバ)は運用維持費30万円(年間)とかを上乗せした。

その結果は???

ASP版で進めてください」との回答が来た。さっそく、SaaS版の手続きを始めなきゃ。

しかし、会社概要、ユーザ実績、セキュリティポリシー、などの資料を集める必要はありそうだ。

SaaS版のパートナーさんはfeedpathで決まり!、かな。

SaaS版はデータ移行も楽だし、何と言ってもケータイでも利用できるのが最大の魅力だと思う。

早く移行して、SaaSというかクラウドの威力!?を示したいものだ。