ジャイアンツ、リーグ優勝おめでとう!!
巨人が2年連続32度目のリーグ優勝を飾った。
13ゲーム差を跳ね返しての優勝だから、喜びもひとしおだろう。
96年に長嶋監督の下で11・5差をはね返した時に「メークドラマ」という言葉で表現されたが、今回はそれを上回る記録ということで「メークレジェンド」とも言われている。
ドラマから伝説へのステージアップである。
指揮官の原監督は、
「選手たちが最後まであきらめず、戦ってくれた。歴史をつくり、伝説をつくった」
と涙ぐんだ。
私は、今シーズンは試合をあまり見なかった。
確かに、TV放送を見る時間もなかったのだが、それ以上に開幕5連敗を始めとして、前半戦の苦戦ぶりが私から試合観戦を遠ざける原因となった。
でも、でも、それ以上に阪神タイガースの強さが際立って、『こりゃ勝てないわ。今年も終わったな』と早々に諦めてしまったのだ。
しかし、そんな似非評論家の私の予想を裏切り、優勝を勝ち取ってしまった。
なぜ、伝説をつくることができたのか?
以下の3つが優勝への鍵となった。
- 若手の成長
- 外国人勢の補強
- ベテラン勢の復活
1は、19歳の坂本や4年目の亀井ら若手が台頭した。
2は、ラミレス、グライシンガー、クルーンの補強が大きかった。
3は、北京五輪をきっかけに上原や李承(イ・スンヨプ)が復調した。
そうか、北京五輪も巨人優勝に一役買ったという訳か。
確かに、北京五輪での上原は一味違った。球のキレがそれを証明していた。
上原は、ぎりぎりまで追い込まれて土壇場で力を出すタイプなのかな。
”雑草魂”はまだまだ健在だ。
もちろん、若手の台頭はうれしいが、中堅の鈴木尚、阿部、そして小笠原の活躍も忘れてはならない。
そういえば、阿部は今日のヤクルト戦で負傷退場しCS(クライマックスシリーズ)は絶望的とのことたが、大丈夫かな。
また、外国人勢の補強については、一部で「釈然としない、金で買った優勝」との批判があるらしい。
(産経ニュースより抜粋:【巨人優勝に想う】釈然としない金で買った優勝〜外国人契約の見直しを)
活躍した外国人が移籍するのは、大半が年俸で折り合いがつかない場合。一定期間までに契約がまとまらず、フリーの立場になるというパターンだ。“外国人天国”を助長し、一部球団だけが恩恵にあずかっている。 現状で悪習を断ちきるには、個々の球団がこうした契約を結ばないようにするしかないのだが、グライシンガーのように、日本で1年プレーしただけでフリーになれる契約を認めぬよう、球界全体で取り決めることを真剣に考える時期にきている。そうでなければ、金で買う優勝がいつまでも跋扈(ばっこ)する。
なるほど、外国人選手のフリーエージェントにも在籍期間などの縛りを入れて、公平性を保とうとのことか。
しかし、今シーズンの巨人はお金の力だけに頼ることなく、積極的に若手を起用をした原監督の采配には素直に敬意を表したい。
ともかく、まだCSや日本シリーズが待ち受けている。
最後まで気を抜かずに、悔いなく戦って欲しい。
”勝利を信じて最後まで諦めない気持ち”に乾杯!!