MakeIt21 on 2008.11.9

西武優勝おめでとう!ジャイアンツ、惜しかった、残念!!

私はジャイアンツファンだが、西武の優勝を称えたいと思う。

両軍最後までよく戦った。

8回に逆転を許した場面は、ジャイアンツバッテリーの若さが出たかなと思うが、ここまで頑張れたのは若さのおかげでもあるのだから、責めることはしたくない。

それ以上に、西武が勝負強かったということだろう。

結果だけ見ると、4勝3敗。今日の試合も、3対2。僅差に見えるが、実は”大きな差”があると感じた。


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さて、本題。

今回のMakeIt21のゲストは、クリエイティブディレクターの箭内道彦(やない・みちひこ)さん。

私は、NHKの「トップランナー」でしかお見かけしたことがなかったのだが、実にいろいろなことをやっているんだな。

ということで、まずはプロフィールを紹介しよう。

1964年福島県郡山市生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒。
博報堂を経て、2003年風とロックを設立。2005年「月刊 風とロック」創刊。
主な仕事に、タワーレコードNO MUSIC, NO LIFE.キャンペーン」、
資生堂「uno」、森永製菓「ハイチュウ」、フジテレビジョン「きっかけは、フジテレビ」、
FUJIFILM「PHOTO IS」、東京メトロ「TOKYO HEART」、オンワード「23区」など。
NHKトップランナー」(総合テレビ 毎週月曜日24:10〜)MC。

私と同年代か。頑張っているな〜。同年代が頑張っていると大変啓発される。

今日のポイントは2つかな。

  1. 「鎧を脱ぐこと」
  2. 「何をやってもうまく行かないときは自分の思ったことと反対のことをしてみる」

面白かったのは、10年ほど前から金髪にしているが「何で金髪にしのか?」というくだりで、「周りをドキドキさせたかった」と答えたところだった。

「金髪なのにろくな仕事をしていないのはかっこ悪い」と判断して、自分にプレッシャーを掛ける意味で思い切って金髪にしたとのこと。

これこそまさに「鎧を捨てる」ことの最たるものだ。

何をやってもうまくならなかった時期があって、「自分の思ったことと逆のことをやろうと」考えた。

ビジネス書は「べき論」が多い。それを読んだだけで全部できてしまうのであれば、ビジネス書など1冊あればいい。

大事なのは、うまく行かないコトに対して、どう向き合ったか?どう格闘したか?をリアルに書くこと。

それが一番ヒントになるはず。

だから『サラリーマン合気道』を書いた。

サラリーマン合気道には、いわゆるビジネス書とは逆のことが書かれている。


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例1)みんなと同じことは恥じない

同じであるコトを感じることは大切。いわば「共感力」。
だからこそ、違うことができる。

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例2)優先順位が低いものに時間をかける

優先度の低いものをしっかりやることで、全体のレベルが上がる。
優先順位が高いものは言わなくてもちゃんとやるので、全部をちゃんとやるようになる。
優先度の低いものにチャンスが隠れている可能性も高い。

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例3)全部一人でやる

本来、会社は役割があるので、全部を一人でやったら生産性が落ちるのでは?とショーンさんが突っ込むと、「確かに、生産性は落ちるでしょうね〜」と箭内氏があっけらかんと答える。

昔勤めていた会社の先輩から言われた言葉で衝撃を受けた言葉が発端だった。
それは「プレゼンの醍醐味ってなんだと思う?”自分のせいで負けた”って思えることなんだよ。」と。
つまり、実際に全部を1人でやることではなくて、「そういうつもりでやる」ことが大事だと。
以前MakeItでもゲストの方が話していた「他人のおかげ、自分のせい」と思ってやることなんだと。

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なるほど、どれも深いな。単なる天邪鬼ではないことがよくわかる。

大抵のビジネス書には逆のことが書いてあるから、読み比べると面白い。

その他、『積極的に緊張する』とか『人類みな同い年』、『ライバルは遠くで探す』、『プライドや個性を思い切り仕事に持ち込む』など一風変わった格言が盛り込まれているらしい。

ぜひ、今度本屋で立ち読みしてみたい。

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最後に、リスナーへのメッセージ

『楽しそうでいいなと言われるように頑張りましょう。』

「自分は、何をやっても本当は楽しくないって思っていた。だから、楽しそうって思われるヤツになりたかった。だから、演じた。楽しそうなフリをすると、他人からも楽しそうに見える。」と。

なるほど、ずっと演じ続ける(信じ続ける)ことで、周りからもそれらしく見えてきて、気づくと自分もそうなっていることってあるんだな。

1つでも真似してやってみようかな。