わだかまる理由
今日の帰りにたまたま職場の同僚(他部署)と話す機会があり、日ごろのわだかまりを少し晴らすことができた。
こちらの要望をいくら伝えても、一向に対応してくれるでもなく、メールで連絡もなく、こちらから催促すると、めんどくさそうな返事が返ってくるのだ。
どうしてだろう?と、いつも考えていたのだが、その答えがわかった。
それは、こちらからの要望が『要求』になってしまっていたこと。
前置きや背景の説明がなく、文章もわかりづらい。論点がボケているらしい。
要は、伝える力が足りない。というか、伝わっていなかったのだ。
そして、要求が何度も繰り返されると、次第に『クレーム』になり、しまいには『脅し』や『恫喝』に変わる。
これでは、嫌気がさして、対応する気になどならないのも当然だ。
永遠に私の依頼の順番は回ってこない。
永遠に順番のこない行列に並んで、憤っている自分の姿を想像すると、哀れというか、滑稽ですらある。
では、どうしたら要望が伝わるのか?
もちろん、顔を突き合わせてじっくり話すのが最も伝わると思うのだが、逐一やってられない。あまりに非効率だ。
一番マズいのが、メールの送りっ放しだ。自分の言いたいことだけ言って、相手にいっぱい考えさせる(これはこれで有効な手段ではあるが)。
有効な手段の一つに『時間差二重攻撃』がある。
特に、緊急な案件や大事な案件はメールして、数分後に必ず電話で内容を確認することにしている。
もしくは、まず電話でザックリと要件だけ伝えて、詳細はメールで送るのも効果的だ。
ところで、最近『ザックリ』という言葉が流行っているらしい。複雑でめんどくさいことをまずはザックリ知りたいとか。
そういえば、小倉優子さん司会のTV番組にも『ザックリ』というのがあったっけ?
要は、簡単に言うとどういうこと?かを大掴みしてから、わかった気になって、自信をつけてから、興味を持たせてから、懐に入って行く手法なのだ。
あとは、『DDOS攻撃(多面的・多層的攻撃)』がある。
これは、他人(特に、権威のある人や影響ある人)の力を借りて、いろいろな角度から一つの思いを伝える。
これができれば、いいんだけどなぁ。
ともかく、コミュニケーション力なんて言っていることが恥ずかしくなるぐらい、伝える力がまだまだ弱いことがわかった。
また『編集力』を磨き直す時がきたようだ。
いよいよ、編集学校の新しい講座が始まる。14週間のドキドキ・ワクワク冒険の旅だ。
きっとかなり厳しいとは思うが、ともかく楽しみたい。