マイナスをプラスに変えよう

自分を見ても、世間を見てもマイナスだらけ。

暴力、いじめ、登校(出社)拒否、セクハラ、パワハラ、うつ、自殺、詐欺、偽装、誘拐、強盗、放火、拉致、殺人・・・など「負の連鎖」に溢れている。

一方、最近の世の中の傾向は、「臭いものには蓋」、「腫れ物には触るな」、「君子危うきに近寄らず」、「めんどくさいことはやめようぜ」、「サクっと行きましょう」・・・など、ストレス回避の傾向にある。

自分の手を汚さずに、上っ面だけ掬って、わかった気になっている。

まさに「おいしいとこ取り」だ。逆に言うと「仁和寺の和尚」かな。

人は、かっこ悪く泥臭いことをやりたがらない。楽な方に流れていく。当然そうなるのは仕方がない。

しかし、これでは、物事の本質は見えてこない。

上辺から一歩踏み込んでみることが大事だ。

自分の耳を傾け、目で見て、鼻で嗅いで、手足を動かして見る。五感で感じて、六感を出しやすくする。

要は、日々の愚直な努力の積み上げが、人を成長させる。

そうすると、周囲に伝播して、周りも成長していく。

私が日頃唱えている「マイナス&プラス転換の理論」は、神田昌典さんも提唱されてる。

【マイナスをプラスに変えよう】
キーワード:
マイナスエネルギーが強くなったときは、プラスのエネルギーも
強くなっている。
大切なことは、極性を反転させること。

解説:
欠点は長所であり、長所は欠点でもある。
マイナス・プラスというのは、それぞれの見方であって、
それをみる状況によって決まっている。
そして、それを評価する人によって決まっているんだ。
商品のマイナス面を、発想の転換によってプラスに変えよう。

(「仕事のヒント」神田昌典365日語録より)

まさに、私が日頃は考えていることなので、逆に驚いた。

私は、商品ではなく、人のマイナス面にフォーカスしたい。

「この人は、こういう面もあるけど、それ以上にこういう面があるからステキなんだね。とか。

一面だけではなく、多面的に見てあげたい。

だって、人は不足の生き物だし、ダメな部分も多いはずだから。

でも、それが魅力で、どこか憎めない人も多い。

完璧な人間ほど面白くないものはない。

そう、人は凸凹があるからこそ魅力があるのだ。