冷え込む人間関係

いやあ、忙しい。

どこを切り取っても、どんなに絞っても、時間的な余裕は微塵もない。

それが、精神的なプレッシャーにつながり、自分のことで精一杯となり、相手を思いやることもできず、どんどん不親切になっていく。

それどころか、自分の非を棚に上げて、相手の粗を責めたり、揚げ足を取ったり、攻撃(口撃)してくるのだ。

こうして、『不機嫌な職場』は出来上がるのだ。

利害のぶつかり合い、部署間での仕事の押しつけ合い、自分の手柄や自己保身やメンツばかり考える上司、愚痴や陰口ばかりの同僚、マニュアルに縛られる委託・派遣、『仕様です』と言い張るシステムベンダー、などなど。

昨日も年末のサーバー室工事の説明会に参加したところ、作業工程表を見て驚いた。

こちらの要求や要望が、ほとんど反映されてないのだ。中には自分たちの都合の良いように読み替えられていたものもあった。

しかも、それを指摘すると、電気業者や空調業者などが異口同音に詳細な配置図面やコンセントの位置をすぐに出せとか、矢継ぎ早に質問(口撃)をしてきた。

今まで何を話してきたのか?提案はないのか?

確かに、議事録を詳細にきっちり取っていなかったり、一部伝わりづらいところはあったかもしれないが、それにしてもヒドい。

やはり、工期と作業費の圧縮が効いているのだろうか。

サービスを止められない中での作業だけに、お互いキツキツで辛いところではあるが、もう少し協力し合える関係にしたいものだ。

金融恐慌や世界不況で、国内外とも冷え込む中、人間関係も冷え込んできた。

バブル時代が懐かしいが、厳しい中でも助け合っていけるしくみが必要だ。

リスクをうまく分散し、共倒れがないしくみだ。

そのためにはポートフォリオ(組み合わせ)をいくつか用意する必要があるだろう。

具体的な妙案がなく、大変もどかしいが、悪循環スパイラルを断ち切りたい思いだ。