内なる声に目と耳と心を傾けよ!
またまた、私にとってタイムリーなキーワードが飛び込んできた。
スティーブン・R・コヴィー博士の言葉である。
キーワード:
子育ては、有能なマネージャーになるための最高のトレーニング解説:
「メンバーそれぞれが自分の内なる声に耳を傾けること。
そして、それを可能にするリーダーシップこそ、
いま会社のなかで求められている。そうした力は、
家族と真剣に向き合うことで初めて、養うことができる。」
スティーブン・R・コヴィー
(「仕事のヒント」神田昌典365日語録より)
最近、仕事が忙しくて、帰宅しても子供たちが寝ていることが多く、会話すら覚束ない状況である。
まともに育児をするのは土日だけで、平日は妻に任せっきりの状態だ。
これでは、妻のストレスが溜まるのも無理はない。
子供たちも「パパお仕事だから帰りが遅いんでしょ」と諦めモードである。
しかも、職場でも肝心の担当内打ち合わせが出来ていない。
要は、家庭でも職場でも、コミュニケーションの根幹がボロボロの状態である。
これではいけない。いつか破綻する。
「自分で頑張る」とか「一人気を吐く」だけではどうしようもない段階まで来ている。
では、どうすればよいのか?
まずは、「パソコンから目と手を離して、情報を発信する人に顔を向けること」。
そして、「自分の意見を言う前に、相手の話を最後までちゃん聞くこと」。
要は、「真剣に向き合うこと」。
こんな当たり前のことが、できないんだよなぁ。
「今、忙しい」とか「時間の有効活用」などと逃げている場合ではない。
忙しいと、自分だけが走っていると錯覚してしまい、視界が狭くなる。
視界が狭くなると、人の声も聞こえづらくなる。
五感が鈍くなり、六感などまったく働かない。
人がどうなろうと、”そんなの関係ねー(古い)”。
そして、自分の中のOSやCPUが処理しきれなくなり、フリーズし、パニック状態に陥る。
最後はコアを吐いて、The End。
相手を感じるには、相手の心を掴むには、まず”物理的に相手に体を向ける”こと。
そして、相手の真意(本質)を汲み取る努力をしよう。
そしたら、きっと心も向き合えるだろう。
ところで、スティーブン・R・コヴィーは、『7つの習慣 成功には原則があった』の著書でもある。
英国「エコノミスト」誌によれば、コヴィー博士は今、「世界で最も大きな影響力を持つビジネスの思想家」とされているが、「熱心な末日聖徒イエス・キリスト教会の信徒」という一面も持つ。
『7つの習慣』の第一部に「インサイド・アウト」という記述があり、先日の私のブログ「インサイド・ファーストで行こう! 」とも通じる点がありそうなので、目を引かれた。
インサイド・アウト(内から外へ)(Inside-Out)
一次的な真の成功とは、優れた人格を持つことであり、社会的な成功、表面的な成功(才能などに対する社会的評価)、個性の発揮、コミュニケーションのスキル、他に影響を及ぼす戦略、前向きな姿勢などは、二次的なものである。
人が物を見る時には、ある種のレンズのような物(パラダイム)が存在し、それが認識、理解、解釈、行動、態度を決めている。従って、そのパラダイムを転換させることにより、自分のあり方を大きく変えることができる。
人生には原則というものが存在し、その原則に従うことにより、大きな効果を得ることができる。原則の例として、人が成長するためには、それぞれに時間がかかり、どの段階も飛ばすことのできない順序立ったプロセスを踏まなくてはならない、などが挙げられる。
インサイド・アウトとは、生活を変化させるために、自分自身の内面(インサイド)をまず最初に変える、という意。より良い生活のために、他人の欠点を正すのでなく、自分の欠点を取り除くという考え方。
「目のレンズを転換」させる?あれっ、どっかで聞いたことあるな。
そう、編集学校の稽古だ。
「目のレンズ」「足のレンズ」「心のレンズ」をグルグル回して(視点を変えて)、そこに引っ掛かってくるモノをつなげていくと、新しい発見があったり、見えにくいものが見えてきたりする。
要は、視点を変えると、物事が違った風に見えるので、それを利用して、意識して発想を広げようというものだ。
「何だかわからないけど、気づいたらできていた。」ではなく、「自分が意識して変えたから、周りも変わったし、結果も付いてきた。」と言えるようになりたい。
そのために、編集学校で稽古を行っているのだ。
ヤバイ、最近編集学校サボっているので、そろそろ再開しないと...
どこかで時間を作って集中的にやらないと、いつまで経ってもできやしない。