今年もいよいよ始動!〜物語と文脈の必要性

いよいよ、今日で年始休暇も終わり。

あっという間の休暇だった。

でも、満足の行く買い物もできたし、子供たちとの深いコミュニケーションも取れたから、良しとしよう。

あっ、仕事の宿題が終わってない。

買って読んでいない本に目を通すのもできてない。

それに、物語編集講座も相変わらずグダグダで提出が大幅に遅れている。

”あと一歩”がなかなか踏み出せないのだ。

格好付けずに、勇気を振り絞って、前へ進むしかない。

しかし、盲目的に闇雲に突き進むのでは、芸がない。

そこで重要となるのが、文脈(コンテクスト)と物語(ストーリー)だ。

一発屋であれば、斬新さや美しいデザインなどインパクト勝負でよいかもしれないが、モノやコトの表面に隠された意図や世界観、思想、哲学などが込められていないと、”継続的に”顧客の心は掴めない。

違和感や唐突さがなく、自然に読み手を引き込むことができるかが物語の役割なのだ。

その”心の準備”をさせるために、物語が必要となる。

「なぜこの時代で、舞台がこの場所でなくてはならないのか」

「なぜここでこの人物が登場しなくてはならないのか」

「なぜこの人物はこのような発言や行動をしたのか」

「なぜこの試練を与えなくてはならないのか」

「なぜこの結末でないといけないのか」

などなど、様々な文脈を仕込んで物語を作り上げる。

そこに、読み手は感動を覚える。

主人公や書き手に自己を投影(感情移入)する。

つまり、いい気分になれる。

だから、感動の対価として、それに纏わるモノやコトにお金を払いたくなる。

上司や部下にわかってもらいたいときは、言葉を省略するのではなく、言葉を尽くす。

同じコトを繰り返すのではなく、別の言葉で言い換える。

わかってもらえなければ、表現を変えてみる。

そう、相手が好む物語に編集して、話してみるのだ。

なんだか、すべて当たり前のことだが、年の始めに改めて物語と文脈の必要性を感じさせてくれた。

最後にお馴染みの神田昌典さんの格言を一つ。

キーワード:
お客は物語を疑似体験するために、消費をする。

解説:
映画を見るのは、そのヒーローの人生を疑似体験するため。
商品を買うのも、その会社(もしくは制作者)の物語を
疑似体験したいから。物語がない会社には、
伝説が生まれず、結果、付加価値もつかない。
(「仕事のヒント」神田昌典365日語録より)