140文字以内で語り合う世界

久しぶりに小川浩氏の「WBS2.0」に参加した。

といっても、途中からの参加で、既にメインゲストの「デジタル家電ベンチャー Cerevo岩佐琢磨社長」のプレゼンは終わっていて、ホスト役の小川氏のプレゼンがスタートしていた。

『MODIPHI SMART』の紹介がメインだった。

MODIPHI SMART とは、一言でいうと、Twitter のような「尺の短い」コミュニケーションを行うためのSNSある。

これを企業向けの社内情報共有ツールにしようというのだ。

なるほど、現状メール(メーリングリスト)をベースにやりとりをしているが、一つ一つ結構手間暇かかっている。

メールを出して、その日中に返ってくれば早い方で、普通は翌日、それを過ぎると少しヤキモキする。

Subject1つとっても考えなくてはならないし、本文にも冒頭には”拝啓”・文末には”かしこ”を入れたりするから、メンドクサイ。

企業内で使うなら、もっとカジュアルで、もっと端的な(用件だけの)やりとりで事足りる。

しかも、それを上司間、部下間、上司部下間など様々なレイヤーで使えば、誰が・今・何をしているか?何を考えているか?がタイムラインでスパッとわかる。

さらには、その人が語ったものだけを見ることもできるし、コメントも含めてスレッドで追いかけることもできる。

そうか、そうすれば、改めて時間を作ってもらって、面談とか飲み会とか、わざわざリアルな機会を設けて、コミュニケートする必要もなくなる。

『顧客の心を読み解く前に、まずは社員の心を読み解け!』ということか。

そして、『今を知れ!』と。

いずれにせよ、SMARTによって、バーチャルなコミュニケーション機会が増大することは間違いない。

企業にとって、社内の流れを可視化することは、大きな戦略ともなり得る。

部下が役割をきちんと果たしているか、業務バランスは取れているか、メンタル面はどうか、上司が何を考えているか、などがわかると、次の戦略が立てやすくなる。

「尺の短い」メッセージだからこそ、インパクトもあるし、心が読み取れるのだと思う。

社内が心筋梗塞脳梗塞状態にならないように、日頃から血液をさらさらにしておく必要がある。

「一事が万事」なのだ。

さて、さっそくβ版を部署内で試してみるとするかな。