会いたい人と、会う方法

以前も書いたと思うが、成功している人やエネルギーのある人と会うのは至難の業だ。

過去に知り合った成功者のつてや紹介がないと会えない。

病院の紹介状のようなものだろうか。

でも、これでは他力本願にすぎない。

自分のパワーとエネルギーで、成功者の懐に飛び込みたいものだ。

しかし、闇雲に飛び込んでも、初回は良いが、二度目からは煙たがられ、それ以上はウザい存在となって避けられてしまう。

では、どうしたら会ってくれるのか?継続的に良い関係を築いて行けるのだろうか?

キーワード:
拒否することができないほどの、魅力的な提案。

解説:
会いたい人がいるのであれば、
相手にとって拒否することができないほどの魅力的な提案は何かと考える。
ただ単に、会いたいだけでは、会えない。

(「仕事のヒント」神田昌典365日語録より)

つまり、会いたい相手にとって、自分と会うことで、それなりのメリットが見出せないと、わざわざ時間を削ってまで、会ってはくれないのだ。

それにしても、「相手が拒否できないほどの魅力的提案」なんて、簡単にはできない。

その人が見るもの、触れるもの、感じるもの、すべてを受け容れて、その上で、その人が欲している的を得たアドバイスができなくてはならない。

幻冬舎の編集長、見城徹さんの「会いたい人に近づく方法」を思い出す。

例えば、ユーミンに本(『ルージュの伝言』)を書いてもらいたいと思ってコンタクトを取る際には、次のような粘り強い努力を行っているのだ。

最初はコンサートに行く。何度か通って楽屋にちょっと顔を出してみる。やがてマネージャたちと少しは口が利けるようになる。その間、アルバムをバンバン聴く。コンサートに行ったら、今日のコンサートはどこが良くてどこが悪かったか、曲の順番はどうだったのか、声はどうだったのか、いろいろなことを真っ暗なコンサート会場の中で全部メモしておく。
やっと、ユーミンに会えた時、少しでもユーミンの刺激になるようなことをしゃべりまくる。
そうやってユーミンにだんだん近づいていって、やがて事務所にお邪魔できるようになり、一緒に飯を食えるようになり、夜中にユーミンから電話がかかってくる関係になるわけです。
(『異端者の快楽』見城徹著 より)

成功者の裏には、圧倒的努力が付き物なのだ。

そして、成功者は成功者であるかどうかなど意識しておらず、常に変化と成長を求めて、次なるターゲットにフォーカスしているのだ。

また、成功する人は成功する人同士で結びつき、コミュニティを形成し、集団で固まっていることが多いようだ。

その集団の中では成功することが、いわば「当たり前」となっているのだ。

「成功する鳥が群れを成して飛んでいる」状況といえる。

成功している人たちは、そのエネルギーが有限なのを知っている。
だから、エネルギーの低い人が、新たに加わってくるのを嫌がるだろう。
大事なのは、あなたがどれだけ(成功)集団にエネルギーを与えられるかだ。
頼ろうとするのではなく、役に立とうとすること。
楽しそうな雰囲気と、「やらせてください」という姿勢を見せることだ。
(『やるきのスイッチ!』山崎拓巳著 より)

テイクファーストではなく、ギブ&ギブで気づいたらテイクというスタイルが必要らしい。

刺激を得たら、刺激で返す。

会いたい人をインスパイアさせるぐらいの気概でいることが大事だ。

さて、次のターゲットは誰にしようか。

私が会いたい人はたくさんいるのだ。