やっぱり最後は侍イチロー

原JAPAN、ならぬ「侍」JAPAN、WBC2連覇おめでとう!!

またもドラマチックに決めてくれた。

勝戦に相応しい良い試合だった。

いやあ、久々に野球で興奮したなぁ。

今回、最初から韓国とは因縁のようなものを感じていた。

一次予選での大勝利。

でも、やっぱり、韓国は強かった。

北京五輪優勝はだてじゃない。

一次予選、二次予選と苦しめられた。

というか、今回韓国以外には負けてないのだ。

勝戦に臨むイチローは、「因縁とかそんなものではない。あるのは『プライド』だけ。」と言い放った。

途中ずっと成績不振に喘いでいたイチローは、準決勝のアメリカ戦でようやく上向いてきた。

そして、決勝の韓国戦では、延長10回勝ち越しの2点タイムリーをセンター前に放った。

やっぱり、最後はイチローなんだな。

岩隈も杉内もよく押さえた。

岩隈は、MVPに輝いた松坂よりも良かったように思えた。

ダルビッシュにはヒヤヒヤさせられたが、何とか締めくくってくれた。

小笠原、稲葉、青木なども、要所要所でヒットを打ってくれた。

途中帰国した村田は大活躍だっただけに残念だったろう。

なんと言っても、城島の燻し銀のリードが光った。

北京五輪で日本の監督を務めた星野仙一氏は、原監督の絶妙な投手起用を褒め称えていた。

原監督が以前巨人の監督を下ろされた時に、星野監督が労いの挨拶代わりに原監督と抱き合って「辰則、負けるな。戻って来い」と励ましたシーンが懐かしい。

加藤コミッショナーは『侍というのは真剣勝負の緊張感とプレッシャーに直面したとき、それを集中力でエネルギーに変えるという人たちの意味であり、今回の選手がまさにそうであった。大変誇りに思う。』

イチローがチームリーダーとしてメンバーを牽引してきたが、個人プレーではなく、チームプレイに徹したことが勝利の要因だろう。

仕事もスポーツも基本的に一人でできることなど、ほとんどないのだ。

明確な目標を掲げて、共有し、戦略を練り、戦術に落とし込んでいく。

その実現サイクルをどんどん短くしていければ、より多くの意思決定が現場でできるようになるだろう。

そのためには、権限委譲(エンパワーメント)が必要になる。

とにもかくにも、侍JAPAN、優勝をおめでとう!!