生レバレッジ、聴いてきました!

年度末のドタバタでボロボロに疲れきった身体を引きずりながら、レバレッジシリーズでお馴染みの本田直之さんのセミナーを聴いてきた。

私にとって、初めての「生レバレッジ(生レバ)」である。

御茶ノ水総評会館は私にとって馴染みのある場所だが、先日開催されたショーンさんの「MakeIt21ビジネスアカデミー(六本木ヒルズアカデミー)」とは対照的で、雰囲気も客層もまるで違うのだが、満員御礼で熱気に包まれていた。

本田直之さんとは、昨年11月に開催されたショーンさんの「自分力を鍛える」出版記念パーティで少しだけだがお話させていただいたことがある。

ちょっと遅れていったら、隣の人と自己紹介タイムだった。

しかも、その自己紹介は、「社名なし」「名刺なし」で3分以内(2人合計)という条件付きだった。

つまりは、社名や名刺に頼らずに、どこまで自分という人間と自分のやっていることを短い時間で相手に伝えられるかというトレーニングの一環である。

そう、今日のテーマは「最強のパーソナル・マーケティング」。

たまたま座った席の隣の人は、ラーメン店を開業したばかりの店長だった。

1店舗で従業員は2名でアルバイトが10名ほどの店らしい。

小さくても立派な起業家で、起業を目指す私の先輩でもある。

私の方はあまりうまく説明できず、もどかしい思いをした。

自己紹介の模様をボイスレコーダーで録音したので、帰り道に聞いたら、散々だった。

これじゃ、初めて聞いた人は、私が何をやっていて、どの方向に進もうとしているのか、わからないだろうな。と思った。

日頃、いかに名刺や社名に頼っているかを如実に物語っている。

さて、今日のセミナーのポイントを書き出してみよう。

・これからは無名の個人の時代
・本の売り上げランキングも大企業・社長からベンチャー・個人へ
・会社依存から個人サバイバルへ
・個人が世に出て行くチャンス
・パーソナル・ブランディング(PB)、パーソナル・マーケティング(PM)が重要となる
・PMがうまく行っている代表例は、長谷川理恵さん(モデル×マラソンランナー)
・チャンスを生かせる人とは?
→自分が進みたい方向がわかっている人
→自分が足りない能力やスキルがわかっていて、それを埋める努力をしている人
・PMでやってはいけないこと
→自分の言いたいことしか言わない
→お願いばかりする(最低限のコントリビューションは必要)
→インプットが少ない
→見てくればかりで中身が追いついていない
・戦略プロセスを踏むこと
→ProfileやSkillをそのままContentsにする(ノーマーケティング)のは損
→Profile + Skill→Needs→Logic→Contents→Promotion→PersonalBrand→Credibilityというプロセスを踏むこと
・自分のラベルを書き出してみよう(自分の強みを100個)
・自分にとって当たり前のことでも、他人にとって価値のあることもある
・コンテンツは、他人が興味を持っていることを作る
→自分がやってきたこと、うまくいったことなど最低100個書き出す
→再現性をつくって、それを積み上げていくこと
・ニーズは、「時代のうねり」や「ターゲットが何を知りたいのか」を知ること
・切り口をつくる(ノウハウとニーズのマッチ)
・体系立てる(本の目次のようなものを作る)
・プロモーション(メディアとのつながりを持つ、外に出て人に会う)
→いつでもすぐ分かってもらええうように自分の「メディアキット」をつくる
・ブランドをつくる
→タグやキャッチフレーズなど短い言葉で自分を表現する
→マルチスキル、スキルをミックスさせて幅を広げる
・クレディビリティとは、「あの人の言っていることなら信頼できる」と思わせること
・そして、これらを継続していく(「Going Concern」という考え方)

といった内容だった。

やみくもに自分を売り出そうとしても、バックギアで思い切り引かれてしまうので、きちんとしたプロセスを踏んで、時間を掛けて戦略を練り上げることが重要とのことだった。

焦りは禁物なのだ。

1−2年前の私はかなり焦っていた。

どうしてよいかわからず、自分だけで考えて行動した結果、独り善がりになっていた。

これでは、どう考えても逆効果だ。

本田さんも言っていたが、PMは個の力だけで確立するのは無理で「応援してくれる人」が必要とのこと。

まず「他人から見た自分のバリューとは何か?」を考えることが重要だ。

「おごってでも聞かせてほしい」と人に言ってもらえるようなコンテンツを持たないとといけないな。

そうそう、今日初めて知ったことだが、本田さんの奥さんは「ワークライフアンバランス」の著者の田島弓子さんだったのだ。

今、最強のPM力を持つ夫婦と言っても過言ではないだろう。

さあ、”セミナーおたく”にならないよう、さっそく実践してみよう。

まずは「自分の強み100個」あたりからやるかな。