マゾヒストではなく、プロフェッショナルへ

怒涛の1週間が終わった。

年度末処理、システム統合に伴うデータ移行、稟議ミスのリカバリ、次期システムの仕様検討、機器リプレースの納品立会い等々、例年の5〜10倍の忙しさだ。

何もいっぺんに全部やらなくても、と思うが、すべてはこの年度末〜年度初めに集中してしまった。

自分は果たしてどのぐらいの高負荷に耐えられるのだろう?

8:30から20:00までは職場で働き、自宅でも2:00まで仕事をしている。

慢性的睡眠不足と精神的プレッシャーで身も心もボロボロ状態になりながら、それでも愚直に積み上げていくなんて、俺はマゾなのか?

確かにある意味「マゾヒスト」であることは否めないが、「プロフェッショナル」だと自負している。

しかも、自らリスクをテークし、大きなリターンを得るプロフェッショナル。

『人生において大きな選択に迫られたとき、いつも厳しい道を選択してきた』

これは、ヤンキース松井秀喜選手の言葉である。

人間はつい楽な方に流れがちだが、そこをあえて厳しい方・苦しい方を選択して、自分を追い込んて苦しみ抜いた先先に、光が見えてくる。

つまり、何か大きな仕事を成し遂げるには、相応のリスクを負わなければならないということなのだ。

無駄な努力ではなく、戦略的な努力。

大きな成果(リターン)を得るための努力。これをリスクという。

そう、成功している人たちは、みなどこかでリスクをテークしている。

例えば、誰もやりたがらない仕事にあえて手を上げてみる。

誰も見ていないけど、頑張ってみる。

つまらない単純な作業でも、「頭を空っぽにして新しいインプットをするためのチャンス」と捉えて、前向きに取り組んでみる。

チャンスは、いつ・どこで・どんなシチュエーションで訪れるかわからない。

人生や仕事において、泣かず飛ばずの時もあるし、スランプの時もある。

しかし、それらの「負」はいつまでも続かない。

だからこそ、次なる「正」に向けていつでもREADY状態にスタンバイしておく必要がある。

コールド・スタンバイではなく、ホット・スタンバイだ。

そう、チャンスはいつも「藪から棒」なのだ。