ああ、桜舞う入園式
今日は、我が子供たちの幼稚園の入園式だった。
抜けるような青空、初夏を思わせるような空気、桜舞うキラキラとした園路。
晴れ舞台のお膳立てはバッチリだった。
子供たちを早めに起こして準備したので、時間には若干の余裕があったものの、それでも到着順は遅い方だった。
先生方からのお祝いの言葉や歓迎パフォーマンス、先輩園児からのお祝いの歌は、ホスピタリティに溢れていて、とても新鮮だった。
若い先生が多いのは、どの幼稚園も一緒なのだろうか。
中でも、園長のお言葉には重みがあり、感動を覚えた。
- まず「受容」から入ることが大事
- 園では、子どもの自主性を尊重し、特に年少時は子どもたちに強制はしない。
- 「新人の先生だから外れ」とは思わないでほしい。新人の先生は特に一所懸命頑張っている。
- 愛されて育った子供こそが大人になってから人を愛することができる
- 幼児は自ら育つ力がある。これを周りの大人(親・保育者)は理解し、援助することが大切。
どれも心に刺さる言葉だった。
まずは「母なる愛情」で受け容れ、その上に規律やルールなど「父なる厳しさ」を積み上げていく。
「自分は愛されてる」とか「自分は1人じゃない」という感覚を早い時期に心に浸透させておく必要があると痛感した。
確かに、優しくされたことや愛されたことのない者は、人に優しくなれないし人を愛することなんてできない。
愛されるということは、自分の存在や必要性が認められ、人から信頼されるということなのだ。
そして、そうされると、それを求める(Take)だけではなく、自然と、人に対して自分も与える(Give)ようになる。
まさに、好いスパイラルだ。
さらに、幼稚園のHPには以下のようなことが書かれていた。
●教育内容
「明るく、健康で思いやりのある子どもに!」
この時期の成長に大切なあそびを通して、のびのびと生活し、大切な生活経験をつんで豊かな情操を養い、創造性を開発いたします。子どもたち自身が、互いに助け合い、協力することによって友だちづくりのできるすばらしい子どもを育てることを目標としています。
つまりは、「創造性の開発」と「協生(協力と共生)の精神の育成」である。
とはいえ、幼稚園だけに依存するとういうことではない。
親と保育者が協力し合って、「幼少期の<根>」を太く・大きく育てていかなくてはならない。
さあ、いよいよ親子共々新生活のスタートだ。
期待よりも不安の方がはるかに大きいが、子供たちの心と体が適応するまでには相当時間がかかることだろう。
ともかく、習うより慣れろだな。
途中、ぐずったり泣いたりもしたが、まずはスタートの一歩目を踏み出した。
改めて、子供たちの成長に感動する一日となった。