初送り迎えしてきました!

今日は休みだったため、初めて子どもたちの幼稚園の送り迎えをした。

朝は寝起きが悪いと、愚図ってなかなか着替えようとしなかったり、ご飯を食べようとしなかったり、行きたくないと泣き喚いたり、とにかく大変だと言うことは奥さんから聞いていたので、覚悟をしていた。

1人調子が良くても、もう1人が調子が良いとは限らないのだ。

双子の辛いところだ。

むしろ、2人とも機嫌がいいことは珍しい。

だから、いつもどおり早起きして、臨戦態勢を取って子供たちを起こすべく、掃除を始めた。

幸いなことに、今日は2人とも寝起きが良かった。

トイレに行かせて、朝食を食べさせて、歯を磨いて、着替えをさせて、持ち物チェックして、さあ出発!

と、気合を入れ過ぎて、一番乗りで幼稚園に着いてしまった。

門が開かずに入れず、辺りをうろうろしているうちに、人が集まり始めた。

ようやく門が開いて、誰もいない教室に入って、まだ時間があったので、絵本を4−5冊読んで、皆を待つことにした。

子供たちが徐々に集まってきて、先生方も姿を現し、親が次々にフェードアウトする中、うちの子供たち(特に息子の方)はなかなか離れてくれなかった。

「パパちょっとトイレ行ってくる」と言っても嘘がバレバレで離れないので、観念して教室でしばらく一緒に遊ぶことにした。

しかし、3−4歳の子供というのは、無邪気でかわいいのだが、思い思い好き勝手に動き出すし、すぐに飽きてしまうし、小競り合いを始めるし、目が離せない。

しかも、遊びに熱中していると、トイレも我慢してしまうので、お漏らしする子供も少なくない。

そんな、ちびっ子ギャングたちを、飽きさせず、放置せず、泣かせず、手洗いをさせて、うまくカリキュラムに誘導していく先生方の姿を見て、感心・感動してしまった。

これこそ、まさに「コミュニケーション術」というか「人心掌握術」とでも言おうか。

子供の心をつかみ取るプロフェッショナルの技もさることながら、本当に子供が大好きでマメで器用じゃないと成り立たない職業だと思った。

子供は「待ったなし」で常に「今」しかないし、それに瞬間的に対応できないと、子供たちは去ってしまう。

それが、親にも伝播し、「○○先生は当たり、××先生は外れ」などとレッテルを貼られてしまうのだ。

ある意味、タフで厳しい競争社会なのだ。

結局、ある程度したところで、先生が愚図って泣き出しそうな息子を抱き上げて、「もう大丈夫です」と言ってくれたので、泣きべそをかいている息子を尻目に帰ってくることができた。

親も大変だけど、先生も大変だなぁ。と感じた。

迎えに行った時の子どもたちの笑顔は一生忘れない。

この笑顔を見て、のびのびと育ってほしいと願うのは、どの親も一緒だろう。