端末機器リプレースは一大プロジェクトなり

GW真っ只中、数百台にも及ぶ端末機器のリプレースを敢行している。

リプレースとは、3−4年に一度、リース期間満了に伴い、パソコンやプリンタ、バーコードリーダーなどの端末機器を置き換えるプロジェクトである。

傍から見ると、大した仕事ではないと(単なる肉体労働ぐらいに)思われているのだが、これが、なかなかどうして、大変な仕事なのである。

  • 要求仕様(RFP)作成
  • 機器選定
  • 見積り(3−4社合い見積もり)
  • 価格交渉
  • 最終見積り
  • 納入業者決定
  • リース・レンタル見積り(3−4社合い見積もり)
  • リース・レンタル決定
  • 稟議案作成
  • 稟議説明
  • 内示・機器の確保
  • 稟議可決
  • 本契約手続き
  • 導入準備・内部説明
  • 雛形機作成(基本ソフト導入)→展開(キッティング)
  • 機器納品
  • データバックアップ
  • 機器配布、設置
  • プリンタサーバ、DHCPサーバ構築
  • オプションソフト導入
  • データリストア
  • プリンタ設定...
  • 移行マニュアル作成
  • 説明会
  • サポート
  • 等々

細かく挙げればきりがない。

これだけの作業を約半年ぐらいかけて実施する。

一大プロジェクトだ。

それを、1人で8割方こなしている。

しかも、私自身もう4回目のリプレースだ。

今回は、稟議で躓いた。

レンタルだと思い込んでいた契約が、よくよく内容を見てみると、リースの内容と同様となっており、結局レンタルとは認められなかった。

レンタルとは、「リース総額が物件価格の90%未満であること」と「契約期間が1年を過ぎたら解約できる」ことが主な条件となる。

逆に言えば、「リース総額≧物件価格」とか「3年または4年契約中の解約はできない」という条件であれば、レンタルではなく、リースとして契約すべきだ、ということになる。

そもそも、レンタルにしたのは、助成金申請基準が変わったことに伴い、無理やり変更したものだった。

やはり、無理はいけないなぁ。

結局、レンタルが認められないとなると、助成金の審査(公認会計士による)でも同様の判断が下されるだろう。

労多くして実りなしとは情けない。

ともかく、このGWのリプレース作業は、我々システム担当にとってゴールではなく始まりなのだ。

ということを、肝に銘じておきたい。