自分への批判と向き合ってみよう

人の話を聞かない人、陰口を言う人、人を蹴落とそうとする人、政治で物事を解決しようとする人。

どんな小さな組織でも、そのような人たちは必ずいるものだ。

私もこれまで言われなき批判を受けてきた。

イエスマンの時代は評判がよかった。

言われたことを、文句も云わず淡々とこなすと、実に喜ばれた。

しかし、ひとたび、そこに独自の哲学や思想やポリシーを挟み込むようになると、途端に拒否反応を示す人たちが出てきた。

ビジネスの基本である「Why so?(なぜそうなの?)」と「So,What?(だからなに?)」を繰り返し、自分が納得するまで突き詰めると、人は次第に遠ざかっていき、孤立してしまうのだ。

そしてそのうち、「あの人堅苦しくて面倒くさい」とか「彼は扱いづらい」とか「アイツ、うぜえよ」となる。

まさにアウトローの道まっしぐらだ。

そんなことぐらいで凹んではいけないのだが、心が折れそうになることもしばしばある。

そんなとき、以下ような言葉が救いになる。

キーワード:
あなたが提供しているものを必要とする人ほど、
あなたを批判する。

解説:
皮肉なことだが、勉強が必要な人ほど、勉強する人を
批判する。お金を必要とする人ほど、お金持ちを批判する。
なぜ批判をするかというと、自分が避けていることを
直視することになるから。
多くの人は現状を維持して失敗すること以上に、変化
し成功することを恐れているのである。

(【成功の皮肉】〜「仕事のヒント」神田昌典365日語録)

なるほど、自分がやりたくてもできないことを先行してやっている人をやっかんでいるからこそ、「そんなことやっても無駄だよ」とか「暴走するな、時期尚早だ」と批判するのか。

何事も先を走る人々は苦労が多い割に、良く言われないものだ。

それに追随する人々は楽なものだ。

しかし、それをいちいち真に受けていては、前に進む力が失われてしまう。

ムーディ勝山の「右から来たものを左に受け流す」力が必要なのだ。

いわゆる「スルー力」とか「鈍感力」といったものかもしれない。

ともかく、感情的に相手に反発するのではなく、客観的に分析できれば、なぜ自分が嫌われ陰口を言われるのか?が見えてくるだろう。

それら理由が自分で把握できれば、相手とのコミュニケーション法や自分の心の対処方法も見えてくる。

やがて、そのような輩を許すことができるのかも知れない。

まずは深呼吸して冷静になるべきだろう。

大騒ぎせず、冷静沈着に分析してみるかな。