労いの可視化

「労い」と「リスペクト」

これは私が日ごろ最も重視している点である。

これなくしては、円滑な人間関係は築けない。

”不機嫌な職場”から”ご機嫌な職場”へと変えるためのキーワードといっても過言ではない。

小さなことかも知れないが、ちょっとした労いの言葉や感謝の言葉をいただくと、次また頑張ろうって気になる。

つまり、モチベーションを高めるためのインセンティブといってもいい。

日ごろ、社内や職場の人から褒められることは少ない。

私の例を挙げると、ユーザや外部の人から評価されることの方が多い。

もちろん、それはそれでとてもうれしいことなのだが、半径5mの人々から褒められることはまた別格だと思う。

キーワード:
お客さんから褒められることは、社員にとって、一番のごちそう。

解説:
お客さんの声は、社員をもっとも変えるツールだ。
お客様の声を集め、お客様が評価した社員を、
大袈裟に褒め称えよう。
素晴らしいお客様の声を朝礼で発表し、壁に張り出そう。
お客様の声は、やらされ仕事を、人生の意味を感じる仕事
に変換するエネルギーとなる。
(【社員のモチベーションを上げるには】〜「仕事のヒント」神田昌典365日語録)

そう、お客さんやユーザから褒められたら、それを職場のメンバーの前で報告したり、感謝状のような形に残したりして、可視化することが重要なのだ。

しかし、人間には「ねたみ・そねみ・やっかみ」という厄介な感情があり、それを良しとしない輩もいるから、難しいところである。

だからこそ、スタンドプレーでなく、チームワークで勝ち取った感謝状が必要だし、それならば文句も出ないだろう。

最後に1つだけ追加するとすれば、結果だけで判断するのではなく、プロセス重視(例えば、グッド・アイデアを出した人とか資料をわかりやすくまとめた人とかチームの雰囲気を盛り上げた人を労うなど)で定量的に評価ポイントを与えるといった姿勢がほしいものだ。

すべては、チームリーダーや上司や経営者がそのような視点を持っていないと始まらないのだ。