誕生日に想う

今年もまたあっという間に誕生日を迎えた。

40+α回目の誕生日だ。

子どもたちがもうすぐ4歳になるから、親も歳をとる訳だ。

不惑の40代(40にして惑わず)”というが、どうだろうか?

振り返ると、20代は、ただがむしゃらに仕事をした。

痛い失恋も経験した。

30代は、結婚に始まり、転職、マイホームと、人生の大きなイベントがあった。

数々の修羅場もくぐってきたが、すべてが未熟だった。

そして、40代は双子の誕生で幕を開けた。

カリスマたちと出会い、起業に目覚めた。

自分力を高めるべく、数々のセミナーや研修会、講演会などに参加し、様々な人々と出会った。

個としての能力はだいぶ高まってきた気がする。

しかし、組織や集団の力にはなかなかつながらない。

原因は何か?

自分ではとっくに気づいていること。

しかし、なかなかできないことでもある。

それは、「みんなと一緒に仲良く分担して1つの仕事ができないこと」。

言い換えれば「何でも一人でやろうとしてしまうこと」。

そして「自分でやらないと気が済まないこと」。

あの大前研一さんが、東京都知事選で青島幸男氏に惨敗を喫したときに、支援者の加山雄三さんに説教されたらしい。

「あんたがなぜ滑稽かというとね、全部一人でやろうとしているからだ!」
(『大前研一 敗戦記』より)

しかし、しかし、意外に一人でもできてしまうことが多いのも事実なのだ。

昔から憧れだったスタイルは「プレーイング・マネージャ」。

要は、「一人上手」「一人相撲」「一人よがり」になってしまう癖がある。

自分一人でできることなどたかが知れているのに...

ダメじゃん、俺。

褒められたい、認められたい、一目置かれたい、愛されたい・・・

要は、子どもが親や先生にアピールしているのと大差ない。

つまり、小さいころと大して変っていないというのに驚かされる。

さあ、そろそろ大人になるかな。

それとも、まだまだ子どもでいようかな。

悩める40代はまだまだ続く...