小川浩氏の起業観

最近、すっかり疎遠になってしまっている小川浩氏のブログ(SpeedFeed)を久々に覗いたところ、起業に関する私見が述べられていた。

今回のアゴラ・シンポジウムは、テクノロジーの話ではなく、起業そのものに対する姿勢やポリシーが中心だったことから、小川氏の起業の基本的な考え方について少し書かれていた。

起業というのは好きな仕事をするとか、お金を稼ぐとかというだけではなく、自分の意見を社会に発信することだ。人のためになる、社会をよりよく変える、という思いをビジネスプランにしたためて、賛同者と利用者を得ることだ。

GoogleAppleがすごいのは、素晴らしいのは、創業して相当の時間が経つのに、いまだに 世界を驚愕させるプランやサービスや製品を発信し続けていること、そして、その情熱とビジョンと美学を貫いていることだ。

(小川浩氏「アゴラ・シンポジウムでパネラーをしてみて思ったことー2(Speed Feed)」より)

まさに、野心(金や名誉)よりも、志(社会貢献や改善)をベースとして考えることこそが、より多くの利用者を感動させ、投資家の投資マインドを掻き立てることにもなるのだ。

カッコつけて言うならば『お金は地道で愚直な努力の後に付いてくる』ということか。

まずは、自分の思いや製品情報、ビジョンなどを社会に発信し続け、仲間を増やすこと。

そして、情熱とビジョンと美学を貫き通すこと。

時間はかかるが、これらの思いを熟成させて、ビジネスプランに反映させたい。

それにしても「アゴラ・シンポジウム」かぁ。面白そうだな。

来年こそぜひ参加したいと思っています。