発想力の源泉

発想やアイデアはいったいどこからやって来るのか?

その答えは簡単で、突然どっかからやってくるものではなく、日々の仕事や日々の生活から導き出されるもの。

しかし、ただ漫然と闇雲に仕事や生活をしているだけでは、なかなか「神」は舞い降りては来てくれない。

つまり、日常に埋没したり、物分かり良く仕事をしていては、斬新なアイデアは永遠に浮かんでこない。

「なぜそうなのか?」「だから何?」と疑ってみたり、「本当にそうか?」「別のやりかたでやったらどうなるか?」と試してみたりすることが大切なのだ。

そして、「自分にとって最も快適で幸せな状態とは?」を模索してみる。

さらに、別の角度から仮説を立ててみたり、他に人にインタビューしてみる。

イデアが浮かんできたら、それを具体化・事例化して、わかりやすく図表にまとめ、第三者にプレゼンして反応をみる。

できれば、専門家にも見てもらう。

そうやって、ブラッシュアップしていくしかない。

しかし、しかし、さらにアイデアの源泉を探ってみると、もっと大事なことがあった。

キーワード:
ミッションが明確でない会社の社員は、発想が湧かない。

解説:
すべての発想力の源泉はミッションだ。
つまり、ミッションがないと、発想力に乏しく、方向性が定まらない。
その結果、いつになっても思い切った行動が取れない。

(仕事のヒント」神田昌典365日語録より)

なるほど、まずはミッション・ビジョンが明確でない限り、社員がどっちを向いて進めばよいかわからない。

基本理念や中長期的な目標なくして、アイデアやモチベーションはあり得ない。

社員に任せっきりでは、思い思いにバラバラと拡散してしまう。

収束させるには、トップの「鶴の一声」が必要。

そして、大事なことは、経営陣に社員の声に耳を傾ける度量があるかどうか。

これは私が最も強く要望する点である。


斬新な発想やよいアイデアが浮かんだら、それをどうやって行動に移すか?

行動に移せる人と諦めてしまう人では雲泥の差がある。

「発想の原点なんて単純なことで、みんなが考えていることにすぎない。
 要は、やるか、やらないかの違いだけ。」

誰でも思いつくことであっても、それをやり遂げるのは容易ではないことがあります。
発想は単純でも、やり遂げれば単純ではなくなるのです。

大久保秀夫(株式会社フォーバルの創業者)より

うーん。シンプルだが、心に刺さる言葉だな。

さて、私も、ミッション・ビジョンからアイデア作りに本格的に取り組みたい。

アーキタイプ(アイデアの源泉・母型)→プロトタイプ(アイデアを形にした試作品)→ステレオタイプ(誰もが即イメージできるサンプル)を作り上げてみるかな。