Twitterにみるソーシャルメディアの主副逆転現象

最近、私のウェブ・コミュニケーションの主軸がTwitterにシフトチェンジしてしまっているため、ブログの更新がおざなり(なおざり?)になっている。

従来から考えれば、これは明らかに本末転倒な現象である。

なぜなら、趣味にしろ、集客にしろ、口コミやRSSなどの副次的なメディアは、ホームページやブログなどの主たるメディアへ誘導するための「釣り餌(看板広告)」に過ぎなかったのに、Twitterの登場により、主を見なくとも副メディアだけでほぼ事足りてしまうといった主副の逆転現象が起こっている。

Twitterは、何かしらつぶやいて(発信)、目に付いた発言内容が面白そうだと思ったら(発見・興味・関心)、フォローし合うことによりコミュニティが形成され(共有)、そこからまたつながりが広まって行く(フィードバック・共感)。

SNSのように、友達である必要もなく、かっちりとしたフレームもない。

つぶやきたいときだけつぶやけばいい。

質問やコメントにいちいち反応する必要もない。

あくまでも、気軽に・手軽にゆるくつながれるコミュニケーションなのだ。

その分、誹謗中傷や下ネタ等は少ないように思う。

もちろん、エロサイトへ誘導しようとするスパムフォロワーも少なくはないが(特に海外)、ブロックできる機能もあり、怪しいフォロワーかどうかの判定もできる。

今後の目標としては、被フォロー数を増やすこともあるが、それよりも自分のつぶやきが与える影響や、相手の反応を観察するしたり、気づきをたくさん得て、問題解決のヒントや新しいアイデアを生み出して行きたい。

そして、英語でもつぶやければ、ワールドワイドにつながって行ける。

”6人仲介すれば目標とする相手に辿りつく”という「スモールワールドネットワーク」理論が実証できるかも知れない。

しかし、正直自分がここまでハマるとは思っていなかった。

ブログは、手がかかる割に、圧倒的に反応が少ないので、受け手が見えづらい。

SNSは、知り合いが多い分、言いたいことが言えなかったり、反応が悪いと淘汰されていく。

Twitterはその辺が自由だし、「ユルい場」が自分には居心地がよいのかも知れない。

1つだけ注意しなくてはならないのは、つぶやきの最大の特徴でもある「シームレス(切れ目が少ない)」な点だ。

つまり、仕事中でも、食事中でも、入浴中でも、トイレ中でも、数秒あればつぶやくことはできるので、時間の合間にどんどん割り込んでくる。

だから、気づくと、いつまででもつぶやいている状態に陥って、他のことが手に付かなくなる恐れがある。

Twitterは、ややもすると「ながら族」になり易い。

プライオリティを間違ってはいけない。

くれぐれも中毒にならないよう、メリハリをつけて、集中的かつ効果的につぶやいて行きたい。